一番はじめの記憶は何ですか?|裏の畑美術・バイオグラフィーワーク【月】
1月17日。
月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。
2023年、新年明けて初の回。絵筆を取る前に、主催の間々田さんからお年賀をいただきました。毎年恒例の、福来が入ったお手製の唐辛子。やったぁ!楽しみにしていました!
そして、この日から、水彩ではバイオグラフィーワークを使って惑星を描くことに取り組み始めました。
これはシュタイナーオリジナルのものではないのですが、古代より人間の発達は7の倍数で進んでいくという考えがありました。バイオグラフィーとは、伝記という意味。7の倍数の年齢ごとに月(は正しくは衛星ですが)から土星までの惑星を当てはめて、自分の人生を振り返っていくということを、バイオグラフィーワークでは行います。
第一日目の今日は、「月」です。
この辺りは鮮明な記憶として残ってはいないので、両親から聞いたことや当時の状況などを元に探っていくのですが、他の人の話を聞いていると「あ、そうそう!わたしにもそんなことあったよ」と忘れていた記憶がどんどん浮上してくるのがとても面白かった。
そして、絵筆をとってその時の感覚や、記憶の中の手触りなど、言葉にならないものをたぐるように水彩を描いていきます。次々に現れていく色の情景が自分の原体験とリンクしていくのを感じます。わたしの最初の記憶は、肌色の柔らかいお日様の匂い。
不思議と他の人の絵にも、懐かしさや郷愁のようなものを覚えます。
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後半はフォルメンです。
実は苦手意識のあるフォルメンですが、今日は自分の中で「線が決まった」という感覚があった。線と手の動きが同期すると、音が聞こえるものなのですね。
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