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浮遊感と重心|クラゲを描く


月に一度通っているシュタイナー教育の絵の教室「裏の畑」。
7月の水彩画のテーマはクラゲでした。


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クラゲはプランクトンの一種なんだとか。プランクトンというともっと小さな生物というイメージがったけれど、確かに、クラゲの浮遊するような動き方はプランクトンっぽい。

他にも遊泳するタイプのネクトンや、石や岩に付着して水底に生きるベクトンなど水中生物にも多様な個性があるらしい。

「わたしはネクトンの方がいい」
「プランクトンみたいに漂っていたい」

などなど、様々な声があがった。それぞれ好みのタイプが違うというのもおもしろかった。

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クラゲの生体の説明をしてくださる講師の間々田陽子さん。


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わたしはプランクトン(浮遊型)がいいなぁ。家に帰って夫と娘にも意見を求めてみたら、我が家は全員プランクトン型だということが判明してみんなで笑ってしまった。

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水の流れを描いていきます。
ん?なんだか宇宙みたいだぞ?海の中の生き物って、なんだか宇宙を感じますよね。特に海底に行けばいくほど。小さいものであればあるほど。

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完成。

他の方の作品のお写真を撮ってないのが残念なのですが、皆おなじクラゲを書いたのに突き上げてくるような絵だったり、グループを作って浮遊するような絵だったり、静かな水流の中で自由に漂う絵だったり、表現される浮遊感はほんとうに人それぞれ。

前半のボディワーク講座のリラクゼーション・母性というテーマともつながって、皆さんの絵を見ながらほんとうに多種多様な自由な母性というものを感じたのでした。

のびやかな時間でした。


後半はフォルメンです。

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今日のモチーフは絨毛のような、浮遊感を感じつつも下にどっしりと重心を感じるような形でした。

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クラゲの発達過程の形。

あの浮遊感の裏に、どっしりとした重心みたいなものを感じる。

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