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みぞおちの太陽を感じるワーク|裏の畑 Body work部


2021年6月17日。

月に一度通っているシュタイナーの絵の教室の前半で、からだのワークや講座の時間を持たせてもらっています。全3回のおためし講座予定でしたが、ありがたいことに継続させていただけることになったので、この教室がずっと大事にしていてきた「季節」というテーマを取り入れて、からだのお話をしてみることにしました。

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今日は導入に、医療占星術のお話をしました。
わたしは、占星術は二十四節気の西洋版と解釈していて、ちょっと毛色は違うけれど、身体と森羅万象とのつながりを知る方法として横並びにしてつかっています。

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楕円形の帯の上に描かれている、占いによく登場する星座たちは太陽の見かけ上の通り道(黄道)の位置を示すシンボルですが、これは二十四節気とも互換性があります。(例えば今の時期は双子座のおわりですが、二十四節気ではこの時期を芒種といいます)。

そしてよく見てみると、真ん中に描かれている人体の中にも同じように星座が描かれています。外の森羅万象に現れているものはからだの内側にも存在する。これは木火土金水で表される東洋医学の世界観とも通底するものですね。

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そんな話をしつつ、今日は夏至が近いので、横隔膜をつかってしっかり息を吐き切ることを意図した呼吸のエクササイズをしました。

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傘をつかって、横隔膜の動きをイメージ。

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野口整体の邪気吐出法というみぞおちを意識した呼吸法を行いました。みぞおちには太陽神経叢といって内臓からの神経があつまるポイントがあるので、この部分を整えると自律神経のバランスが整っていきます。自律神経系が乱れやすい今の時期にぴったりな呼吸法ですね。

また、太陽神経叢は手のひらと足の裏にもそれぞれあるので、最後は立って手と足の太陽神経叢も意識して、からだ全体を整える呼吸法を行いました。


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スッキリしたところで部屋の中に戻り、最後にろうそくを使った瞑想をします。
今日使ったろうそくは、クリスマスに作った蜜蝋のろうそく。


今日やるのはタカトラ瞑想。

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タカトラとは凝視するという意味です。
半眼でなるべく瞬きしないように、ろうそくの炎をじっと見つめます。ろうそくの炎の揺らぎは心臓のリズムと似ているので心を落ち着ける効果があるのだとか。

夏至を過ぎると外側の太陽は弱くなっていきますが、内側の太陽が強くなっていきます。先ほど外でワークしたみぞおちの部分、太陽神経叢に手を当て、目の前のろうそくの灯火がここにあるとイメージします。これから立ち上がってくる火の力を感じながら、丁寧に内側でその灯火を感じていきます。


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みなさんお家からそれぞれ素敵なろうそくを持ってきてくださいました。最後はちょっとおまけのワーク。

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夏至は古くから理想の縁が繋がれると言われてきた日なので、こんなご縁があったらいいなということをイメージして、ろうそくの火を吹き消しました。

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いつまでも消えずに上へ上へ立ちのぼっていく煙は、日常生活でちょっとこわばってしまった胸郭をそっと抱き起こして、その下にいるみぞおちにスペースを与えてくれるかのようでした。

素敵な写真はYさんより。

さて、後半はバトンタッチをして水彩&フォルメンを教わります。
つづく。


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