見出し画像

-大雪- no.37 夫のお誕生日に麺からラザニアをつくる

いつもこの大雪の時期になるとくる、夫のお誕生日。夫のお誕生日といえば新婚当初以来毎年すき焼きを作るのが恒例で、わざわざフランスにいた時はお肉屋さんに頼んで薄い牛肉を切ってもらったぐらい・・。

しかし、ここ最近友人宅にパーティに招かれた際、めちゃくちゃ美味しいすき焼きを振る舞ってもらったので・・どうする?お誕生日もすき焼き食べる?と夫に聞いてみたところ、「今年はラザニアがいい!」と返ってきた。

「麺から作ってもいいんだよ〜?」という明らかな冗談をそのまま受け止めて(笑)、今年はすき焼き縛りを終了して、麺からラザニア作りに挑戦してみました。参考レシピはこちら↓


画像1

まずはベシャメルソースから。いやぁ、ベシャメルソースを自分で作るなんて何年ぶり?ちょっと奮発して買ったフランス産の美味しいバターを鍋に溶かして、少しずつ小麦粉を加えていく。溶けてきたら次は牛乳を少しずつ・・。じっくり時間をかけながら作っていると、だんだんと瞑想状態へ入っていきます・・。

画像2

続いてラグーソース。細かくみじん切りにしたにんじん、玉ねぎ、セロリ、ニンニクを香りよく炒めていく。パラリと散らしたローズマリーがいい香り。

画像3

時々フランパンの様子をチラ見しながら、ラザニアの記事を練っていく。これが案外簡単で、卵と小麦粉、塩、オリーブオイルを混ぜて寝るだけ。あとは1時間ほど濡れ布巾をかけて寝かせます。簡単。これならきしめんとかも打てそうだ・・と妄想。いかん、今日はラザニアに集中だ。

画像4

先ほどのフライパンの中に赤ワインを加えて強火でアルコールを飛ばしたら、トマトピューレをたっぷり入れてこちらも1時間ほど煮詰めていきます。こちらもあとは時間にお任せ。

画像5

待ち時間の間にもう一品。たっぷりのキノコを敷き詰めて、ニンニクとパプリカ、ローズマリーとローレルを入れてお塩をパラリ。オイル煮を作ります。こちらもあとは時間にお任せ料理。

時計をチラチラみながら、娘の幼稚園のお迎えの時間まで部屋を掃除して、お誕生日の飾り付け。

画像6

娘が帰ってきたら台所に行ってさっそくラザニアの麺を打つ。あぁ、楽しい・・。これは楽しい。

画像7

適当な大きさに切ったら塩を入れたお湯の中でさっと茹でます。30秒ほどでプクッと浮いてくるので次から次へと茹でていきます。

画像8

左から固く水分を絞ったモッツァレラチーズ、チーズおろし(家庭でやるのは人生初)で下ろしたパルミジャーノレッジャーノ、茹で上がったラザニア麺。普段の料理では絶対に登場しないあれこれに、ここら辺で自分でも感動を覚える。こうやって作るのか、ラザニアって。

画像9

麺→ラグーソース→ベシャメルソース→モッツァレラチーズ→パルミジャーノ→・・をひたすら重ねていく。

画像10

ちょっと盛りすぎでしょうか?念のために油受けのシートをしいてオーブンの中へ。ラザニアが焼きあがるのに1時間かかるので、その間にバースデイケーキを買いに娘と走る。


帰ってきて玄関のドアを開けると・・あぁ、いい匂い・・・。

画像11

バッチリ!いい感じに焼きあがっておりました。

画像13

チーズや生ハムの盛り合わせもいい感じ。

画像12

ラザニアのお味はというと・・?

画像14

これまたものすごく美味しかった!どうしよう、もう簡単クッキング系のラザニアセットは食べられないかも・・というぐらいの美味しさ。

それにしても、こんなに夫のお誕生日をしっかりお祝いできたのって、何年ぶりだろう?新婚時期以来かしら?毎年12月のこの時期はもうヘトヘト。お祝いしたい気持ちはあれど、特に子どもが生まれてからというものの夫のお誕生日なんて気にしている余裕がまるっきりなかった。麺からラザニアを作るなんて、それこそ夢のまた夢でした。

夫からは「あやさんが休んでくれることが最大のお祝いです・・」と毎年言われていて、昨年なんて夫がすき焼きを作っていた(苦笑)。それをみて、「うん、これは流石にまずいな。来年はどうにかしよう」と決意したのが昨年でした。

今年は大掃除や大きな仕事は11月中に終わらせて、クリスマスの準備と夫のお誕生日の準備をゆっくりゆっくりやろうと決めてずいぶん前からスケジュールを立てていました。何より娘が大好きな幼稚園に元気に毎日行ってくれるので、そんなスケジュールで過ごすことができています。

みんなありがとう。

とってもスペシャルな1日でした。
こういう日があることがものすごく幸せに感じた2021年の12月でした。

生きていく場、暮らしの場、すべてがアトリエになりますように。いただいたサポートはアトリエ運営費として大事に活用させていただきます!