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体の衛生を守るように心の衛生を守る|【開催報告】 SEE learning体験W.S

先月末の5月27日(土曜日)、慶應大学の井本由紀さんと共に、茨城県石岡市の古民家Book cafe えんじゅのトークサロンに登壇し、SEE learningをご紹介させていただきました。テーマは「感情リテラシー」について。

Book cafeえんじゅのFacebookページにて、内容をまとめてくださいました。

先日の土曜日、『第23回 えんじゅトークサロン」が開催されました。今回は、「自分の感情の手綱を握る〜感情リテラシーを育むには?」をテーマに、慶應義塾大学准教授の井本由紀先生とイラストレーターの松原彩さんに講演して頂きました。
 現在、お二人が推進している『SEEラーニングシステム』について、SEEラーニングの理論、それが目指すものなどについての説明がありました。一筋縄では捉えられない私たちの「感情」について、科学と宗教の両面から光を当て、そのメカニズムとそれを統御するための方法を具体的に教えていただきました。
 感情リテラシーを育むためには、・身体感覚に気づき、・感情に気づき ・自分と相手が必要としているニーズに気づき ・お互いのニーズを満たすためのコミュニケーションを模索し続ける ・自律神経を整えるための諸方策を実践するのが大切であるとのことです。
 今回のトークサロンでは、途中でワークショップも行われ、参加者に自分の「危なげな感情」に気づいて、それとどう付き合ったか?、他人の危なげな感情・情動に何ができるか?などについて用紙に書き出してもらい、隣の人と話したり会場で発表してもらいました。豊富な人生経験を経た参加者のことですから、様々な意見が出され、井本先生との意見交換なども活発に行われました。おかげで、本来のトークサロンらしい充実した回となったと言えるでしょう。
 井本由紀先生、松原彩さん、有難うございました。

-Book cafeえんじゅ Facebookページより-


当日は、熱気を感じる2時間になりました。
正直に告白すると、こういうワークショップをやっておきながらわたし自身、感情を扱うことは得意ではありません。というか、できれば避けて通りたいぐらいでした。

けれど、感情って生きる原動力。だから、感情を抑圧するのは心の毛穴を塞いで心が息をできなくするようなものです。それに、感情って人が外界と接する以上常に生まれてくるものだから、どうしたって避けては通れそうにない。

でも、
どうやって付き合ったらいいの?
そもそも、こんな多様で答えのないことを教えてくれる人なんているの?

そう思ったまま大人になったわたしは、SEEラーニングの「心の衛生」という言葉に出会った時、ずっと喉の奥に支えていた小骨がぽろっと取れたような感覚を覚えました。

わたしはこの言葉が好きです。

体が健やかでいられるように、必要な衣食住をそろえ、歯を磨き、体を清潔に保つなどの衛生行動は、自由な身体活動をする下地を作ります。

それと同じように「心の衛生」を保つ術があるとしたら。
SEEラーニングで提案されているそれらが、心が健やかで、自由にいられて、過ごせるための下地になるのでは、ということを実生活を通して、人に伝えるという機会を通して毎日、実感しています。

今回ご参加くださいました方々からのアンケートをじっくりと読み直しています。感情というものを表出する機会になったり、改めて見直したり、扱うすべについて考えてみたり、お一人お一人の実生活の中で何か役に立つことがあればこの上なく嬉しいです。

貴重なご意見をたくさんいただき誠にありがとうございました。
皆様のお声を本部に持ちかえり、今後の活動のために大切に活用させていただきたいと思います。

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