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この地上に立つ|シュタイナー教育の絵の教室・裏の畑美術部
デジタルデトックスをしていて記事を書くのが遅くなりましたが、先々週、今年最後のシュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。
クリスマスが近いので、毎年恒例の一年を振り返るホイールカレンダーのお話もしていただきました。ホイールカレンダーが登場すると、いよいよ今年も終わっていくのだなぁという気持ちになります。
この日の水彩は
クリスマスの絵
クリスマスといえば、もみの木。
この日は茶色や少しくぐもった緑色など、枯れた色を出したかった。絵の具のチューブで出してしまうとただの茶色、深緑色なのだけれど、三原色で作ろうとすると、そこには様々な色彩が混じり合い存在していることに気が付きます。
時間内にうまくでなかったので、絵の教室で絵を描いて初めて、持ち帰って描きたいと思いました。
家に帰って水を張ったシンクに3分ほど浸しました。さらに色を動かしていきます。
試行錯誤を重ねて、葉っぱや星の感じはだいぶイメージに近くなってきました。木の茶色い感じはまだこれ、という感覚は来ないけれど今日はここまで。焦らずに自分の茶色を探していこう。
もみの木の天井に輝く星はキリスト教の世界では、イエスの誕生を知らせる星ですが、秘境的には源の星、自らの内なる新しい創造の光の誕生を示唆するしるしと捉えられます。
常緑樹であるもみの木は他のあらゆる植物が枯れていく冬にあっても鮮やかな緑の葉を茂らせていることから、「永遠性」の象徴とされてきました。シュタイナーはもみの木を「盛り上がった大地」とも言っていた。
こちらはフォルメン。
この冬至・クリスマスから松の内があける特別な期間は、いつもの生活の動きが静かになり、源へつながりながらしっかりとこの地に立つことを教えてくれる。
今年もこうして絵を描く時間を持てたこと、そしてnoteを読みにきてくださった方に感謝申し上げます。
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