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043. 発芽と花火 - 火シリーズ5

一日一描。

火シリーズ最後は、発芽。

燃えるから、萌えるへ。

昨日花火を描いていて、「こうやって内側にためた熱を外側へ放出させるように花って咲くんだな」と思い、花を咲かせるときだけでなく、植物の芽吹きの時もおんなじだなぁと気づきました。

それからずっと発芽に関するブログを読みあさっていて、もやし屋さんのブログで面白い言葉を発見しました。それは「発芽熱」。

もやしの種子が発芽する時は大量の熱、「発芽熱」を放出します。植物の芽生えと成長のエネルギーの表れである、発芽熱の熱量は驚くべきもので、然るべき頃合に水を与えてもやしの熱を少しだけ冷まさないと、あっという間に50℃を越えるほどにまでなってしまいます。そこまで高まるとその自らの熱で組織を破壊してしまうのです。かといって人間が先回りをして、必要以上に水を与えたり、栽培室の温度を下げるようなことをすると、もやし自身の成長力が止まってしまいます。もやしの発する熱をいかに上手く活かすことが、もやし屋の力量だと思います。(出典:もやし屋として必要な能力 -熱を感じる- )  


もやしが発芽するときに生じる発芽熱。その熱が過剰すぎても自らの身を滅ぼしてしまうし、かと言って人間が冷ましてしまってはもやしが大きくなる能力を奪ってしまう。人間と、子育てとおんなじです。

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種は中のものが傷つかないように、暑い皮に守られている。種は自分に適切な環境がやってくるまで休眠状態らしい。でも生きている。
水で種の皮が柔らかくなると、中の部分にまで水が浸透し、そこで初めて種の中で化学反応がはじまる。種が休眠状態から寝覚めるのだ。

はじめに根っこが伸びて、土の中のミネラルなどの養分(黄色でかいたもの)や水分を取り込む。そしていよいよ芽が出る。

改めて、芽が出るってものすごく熱量が必要なことなんだろうなぁ。

・・なんて考えていたらすっかり夜更かしになってしまう。

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いろんな要素が浸透しているから土の色って複雑。
茶色って無彩色で一見つまらない色だけど、本当は見えない色がたくさん詰まっているのでしょう。

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皮は、地表に芽を出し子葉(しよう)が開くまで帽子のように守っている。
でも子葉が開く時が来ると、ポンと脱ぎ捨てられる。動画で見ながら感動してしまった・・。

むすめ画伯とは、花火をもう一度描こうということになり、長岡の花火大会を動画で見ながら、ドーンドーンと言いながら描きました。

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むすめ画伯の花火。生き生きと花開いてます。

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わたしの花火。大人には大人の絵の良さがある。

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むすめ画伯、もうひと作品描いてくれました。
パパとママと一緒に乗る船を描いてくれました。これに乗ってどこへ行こうかね。

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