逃げたい日もある
あぁ。
逃げたい。誰も私のことを知らないどっか遠くへ。
この気持ち、うつ状態を抜け出してから大きくならなかったのだけど。
なんだろ。最近ふつふつと。大きくなるこの気持ち。
自分は21歳。周りのみんなは就活モード。
休学して、心も体も休めながら1年間過ごしてきたこと。これはとても良かったと思うのだけど。いや、そうするしかなかったのだけど。
この1年のブランク。みんな忙しそうで、大変そうで、みんな頑張ってて…。
置いてかれている。それは、しかたないこと。強迫性障害になってうつ状態になってしまったから。
その状態を受け入れて、今の自分はこれで良いって認めてきたのだけど。
友達と会うと、就活の話、恋愛の話9割。
自分には関係ない話ばかり。
みんな、勉強も、就活も、恋愛も頑張ってる。
そんな人たちに、自分のスロー生活の話、自分の心のうちの話なんか、できない。
障害のことも詳しくは言えてない。気にされたくない、話は聞いてほしいと思うけど、どうしても障害のことは暗い話になってしまう。
そんなの、聞きたくないよね。
一度障害のこと話して、そうなった経緯に家庭環境のこともあると言ったら、そういう障害につながるような家族には見えないってその話を一蹴。つまり、世間的によく見られているってこと。
まぁ、そう見られるよね。いわゆる過保護な部分があって。親のヒステリックな話、家族間の会話が少なすぎる話、そんなの友達に言えるわけない。よく見られたくて内情なんか話してないもん。
あぁ、話聞いてもらえそうにないなって思ってもうそれっきり話すのをやめた。
だけど、今自分は強迫性障害が強まらないようにスローペースの生活を送ってて、詳しく話そうとすると障害のこと言ってしまいそうになる。
そうならないために、ニコニコしながら最近楽しかったことだけ言って根っこの暗い部分は話さないようにしてる。
そんな、根っこの部分を話せないのがとても苦しい。
強迫性障害になったから大学を通信教育にして地元に帰ってきて。
それが本当の理由だけど、バイト先の人には進路を考えたくて1年休学してるっていう、嘘ではないけど、真の理由ではないことを言って。
おばあちゃんたちにも本当のこと言えてなくて。
ずっと仮面をかぶっている状態。
すっごい苦しい。
だけどさ、精神病なんですって言えないじゃん。
この人メンタル弱いかーって見られそうで。
仮面を被らず、強迫性障害あっての今の自分ですって素直に言えたら良いのに。
隠したい、だけど本当の自分を知ってほしい。
この狭間に揺れ続ける。
本当の自分をわかってほしい。誰かに。認めてほしい。生きてることを
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