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東京オリ・パラ会場の現在

本来ならば、今ごろは東京オリンピック・パラリンピックの真っただ中。
新型コロナウイルスのおかげで、延期となった来年の開催も危ぶまれています。

さて、我が家の近隣にも五輪の会場がいくつか存在します。

トップの写真は「有明テニスの森」。2年ほど前から急ピッチで整備が進められ観客席を伴った会場に仕上がっています。

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次の写真はBMXの会場。写真には写っていませんが、より近くまで来ると盛り土をしたコースが確認できます。

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このパース(※公式HPより引用)はトライアスロンなどの会場に使われるお台場海浜公園。人工ビーチは訪れる人たちの憩いの場でしたが、延期が決まった今も、鉄板で閉鎖されたままで一般の人たちはビーチに立ち入ることができません。

JOCは二度目の延期はないことを明言しているため、万が一、来年も不開催になった場合は中止になります。僕はもともと東京五輪には反対だったのですが、ここまで来たからには何としても開催してほしい。この日のために並々ならぬ努力を続けてきたアスリートのことを考えると、何としても中止は避けたいところですが、それ以前に建設に携わってきた人たちのことを考えると、その労力が報われないのは何ともやるせません。

今の時代、週休2日制は当たり前ですが、建設業界はいまだに日曜日と祝日のみ休みです。さらに、昨年の夏は猛暑だったことは記憶に新しいとは思いますが、そのような炎天下の中、現場監督や建設作業員、交通警備員がフラフラになりながら働いていたのを横目で見てきました。

選手村など一部の施設は五輪終了後の有効活用が見込まれていますが、このまま中止になればすべての施設において、その費用対効果はゼロどころか大きなマイナスとなるでしょう。

仮に無事開催されたとしても、国や選手によっては来日を拒むケースが出てくると思います。命の方が大事ですから、その判断は誰にも否定はできません。望まぬとも広い意味で“コンパクトな”五輪となってしまいそうなのは、何とも皮肉なものです。

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