見出し画像

プログラム不要のノーコードの嘘

こんにちは、ヒロです。

数あるブログの中から、僕のブログにお越しいただきありがとうございます。簡単に読める記事を目指していますので、ぜひ最後までお読みください。

このブログでは、デジタルトランスフォーメーション(DX)を促進するための自動化ツールの情報をお届けし、その結果生まれた時間を大切な人との時間や趣味、スキルアップに使っていただければと考えています。


今日のテーマは、「プログラム不要のノーコードの嘘」です。ノーコード=プログラム無しで簡単という部分について、2年以上使ってみた経験を踏まえ、斬り込んでみたいと思います。

ノーコードのツールはプログラム不要?

結論から申し上げますと、実務の世界では必要です。正確には、Javascriptなどをプログラムと呼ぶならば、ノーコードでは単純な関数から条件式を付加した関数までを含みます。
もちろんシンプルなアプリ作成には関数すらも不要ですが、ノーコードアプリに慣れてくると、今までできなかったことができるようになり、「こんなこと、あんなことできるかな?」というアイデアが湧いてきます。それを実現するには、条件式を付加した関数が必要になります。

AppSheetの強み

AppSheetとの出会いについては以前の記事で取り上げていますので、気になる方はぜひそちらもご覧ください。

ノーコードツールはここ数年間で数え切れないほどリリースされています。全てを試していませんが、主にAppSheetを使ってきた経験をもとにお話します。

データベースツールとして

AppSheetはデータベースツールとして、必要な機能が詰まっているわりにはかなりシンプルなアプリです。特徴としては:

  • Googleシートがデータソースとしてそのまま使える

  • リレーショナルデータベース構築が容易

  • バーチャルカラム(仮想カラム)

何を言っているのか分からないかもしれませんが、おいおい説明を加えていきます。

自動化ツールとして

単なるデータベースツールではなく、オートメーション機能も備えています。たとえば:

  • 外部ツールとの連携

  • GASの呼び出し

  • Googleドライブとの連携

  • PDFなどの作成機能

これらが強力なツールとして仕組み構築に役立ちます。自動化については別途記事を書きたいと思っていますが、意識することは、自動化なのか?作業の時短なのか?あるいは両方なのか?

表示による効率化

AppSheetで気を付けておくことの一つにデータモデリングをもとに仕組み構築していきますが、内部での計算などによりパフォーマンスが低下していないか?データの追加・編集による集計などの更新に時間がかかりすぎていないか?扱うデータ量にも影響されますので、それらを含めて仕組み作りすることが重要です。

その上で、表示の際に一工夫することで効率を上げることも可能です。

  • グルーピング

  • 表示したい項目を選択できる

  • 特例のカラムの値で表示非表示が可能

  • カラムの順序を自由に変更可能

ノーコードアプリAppSheetをより効果的に使うには!

AppSheetにしても他のノーコードアプリにしても、まずは慣れることから始めると良いでしょう。慣れてきてアプリの有効性を実感すると、関数や条件付き関数などの記述を使う必要が出てきます。Googleシートの記事で書いたARRAYFORMULAもその一つです。

もっと大切なこと


データモデリングです。簡単なアプリであれば、誤魔化しがききますが、少し凝ったアプリを作るとシート数20枚以上に達することも多々あります。

お買い物モデル

データベースを用いて仕組み作りする上で元になる考え方は「お買い物モデル」、本当にこの考え方には助けられています。

基本形は
顧客→注文→注文詳細←商品
なのですが、これをマスターすると様々なデータベース構築に役立ちます。あえて、データベースの専門用語を使わずに表現していることがすごいんです。

何のことかチンプンカンプンな方もいると思います。ガッツリ学びたい方は、YouTubeで「読み書きパソコン」を検索し、AppSheetについて勉強してみてください。お買い物モデルの考え方はYouTube動画で毎回取り上げていて、目をつぶっても上の関係性を書けるようになってください!とYouTuber坂本龍馬さん、別名きゅうりさんが口を酸っぱくして伝えています。

まとめ

今日はノーコードツールについて掘り下げてみました。特にAppSheetの強みと、その使いこなし方について紹介しました。

ノーコードツールは一見、プログラム不要で簡単に使えるように見えますが、実際にはより高度な機能を利用するためには、基本的なプログラム知識が必要です。特に条件付き関数や自動化の仕組みを取り入れることで、ノーコードツールの可能性が広がります。

AppSheetはデータベースツールとして優れており、Googleシートをデータソースとして活用できる点や、リレーショナルデータベース構築が容易である点が大きな魅力です。さらに、自動化機能を活用することで、業務効率を飛躍的に向上させることが可能です。外部ツールとの連携やPDF作成機能なども強力な武器になります。

また、データモデリングの重要性についても触れました。シンプルなアプリであれば、あまり問題はありませんが、複雑なアプリを作成する際には、データ構造の設計が非常に重要です。特に「お買い物モデル」を活用することで、様々なデータベースの構築が容易になります。

最後に、ノーコードツールを効果的に使うためには、まず慣れることが大切です。ツールに慣れてきたら、徐々に高度な機能に挑戦し、より効率的なアプリケーションを作成していきましょう。

今後もノーコードツールや自動化に関する情報を提供していきますので、ぜひお楽しみにしていてください。次回の記事もお見逃しなく!

いただいたサポートは活動費に充てさせていただきます。 少しでも皆さまのお役に立てるよう精進していきます。