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イギリスの歌姫Harrietを極東の島国から推す

 「イギリスの歌姫」とか書きましたが、ぜんぜん売れてる人ではありません(笑) 2021年の12月に、Facebookでクリスマスライブの無料オンライン中継があったので、ちょっと見に行ったのですが、表示されていた同時視聴数が60ちょっとというありさまで、さすがにこれは….となってしまい、推し活にもちょっと力が…(^^)

 そもそもこのミュージシャンを知ったきっかけはAppleMusicです。最近仕事中はAppleMusicの自分のライブラリを曲シャッフルでかけていることが多いのですが、AppleMusicは週に1度、ライブラリの傾向から「あなたへお勧め」みたいなのをセレクトしてきますよね。あるとき、それを流していたら、この人の歌声が流れてきたのですよ。

 第一印象は、「え、カレン・カーペンター?」でした。でも、カーペンターズの曲じゃないし、カレン・カーペンターのソロかしらと思ったら、全然別の人だったので驚いたのでした。

 AppleMusicの選曲はまさにこの曲でした。わたしにとって Afterglow といえば、一も二もなくあのジェネシスの名曲なのですが、こっちもかなり好みです。さっそくAppleMusicでアーチストをたどると、アルバムがあったので、これを通して聴いてすっかり気に入ってしまったのでした。

 これは2016年の Harriet のデビューアルバムです。彼女はシンガーソングライターと紹介されているので、曲もほとんど自分で作っているのでしょうか。何よりちょっとカレン・カーペンターに似たボイスと、アルバムの曲がどれもわたしに刺さったのです。もともと、カーペンターズ、ABBAなど、女性ボーカルは結構好きなんですが、同じく洋楽の女性ボーカル好きな人には気に入る人は多いんじゃないでしょうか。(まあ、女性ボーカルでも、AdeleとかBjörkが好きな人にはちょっと違うと思いますが….)

  Harrietが歌う、イーグルスの名曲、Desperado の動画がありました。カーペンターズのアルバムに、カレン・カーペンターが歌うバージョンがありますので、ちょっと聞き比べてみてください。

 まあ伝説の女性ボーカリストと比べちゃうのはけっこう可哀想な気もしますがHarrietもけっこういい線言ってるんじゃ無いかと思うんですが、いかがでしょう。

 ところがですね、こんな素晴らしい歌声して、良い曲つまったアルバム出してるのに、どうもあんまり売れてないんです。典型的なイギリス美人ではないかと思うのですが、本国イギリスでもそんなに売れてない様子。最近わりとイギリス国内のクラブみたいなところを地道にツアーしているようなんですが、あまり盛り上がってるようにも見えないんですよね。

 実は、一度イギリスでのライブが有料配信されるはずで、わたしはチケット買っていたのですよ。ところが当日に機材トラブルで配信中止となり、返金されるという事態に。そんなことがあった後、Facebookのフリーライブが同時視聴者数100にも行かないようでは、この後配信ライブもなかなかできないかもしれないですねえ。

 アルバムのリリースも2018年で止まってしまっていて、そこまでの持ち歌持って、イギリス国内のクラブでツアーしてるという最近の状態から、またもう一度オリジナルアルバムを出すのって、なかなか難しいんじゃないかとも思うのですが、ぜひ次のアルバムをリリースしてほしいものです。何年かかってもいいです。わたしが生きてるうちは待ってます(笑)

 でも、インターネットのおかげで、こんな遠い国からこんなに売れてない人の(失礼w)推し活できるようになったというのは、すごい時代になったものだと思います。藤井風のように、インターネットでその溢れる才能が注目されて一気にメジャーに出る人もいれば、Harrietのように、なんでこの人売れないのかなあ…という人もいる。売れてないように見えても世界的に見ればなんとか食ってけるくらいのファンを獲得してやっていけるミュージシャンもいる。どれも極めてインターネット的な出来事なんじゃないかと思う今日この頃です。



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