見出し画像

【読む動画】高柳なえか×堀内恭隆 対談②「オーナーってどうやって実現するの?」


読む動画

8/2にシンクロ倶楽部で行った対談のエッセンスを特別公開!
(※動画そのものはメンバーさんのコメントも入っていて公開できないのですが、エッセンスだけでも楽しんでくださいね!!)

前回、1回目の対談でお話を伺っていると、オーナーが夢やビジョンを実現させるステップって、個人の持っている感覚と随分違いがありそうです。知ってしまって「なるほど!」となれば、同じようなセンサーがある場合どんどん開花するきっかけにもなりそうです。今回も、なえかさんのリアルなエピソードを沢山お聞きできましたよ!

*高柳なえかさん*
   株式会社シードリング 代表取締役社長
   一般社団法人 子育てママの応援ぷらっとホーム 理事

 ・シードリング・イングリッシュ・スクール
 ・シードリング・プリズム
 ・Amebaブログ


■オーナーの実現ステップ?

オーナーはどうやって夢やビジョンや実現するの?といったあたり、多くの人が思っていることと、なえかさんの感覚には、どうやら差がありそうです。今日はそこを解体して行きたいなと思っています。

ほとんどの方が「夢を叶える=自力で叶える・プロセスで叶える」が強いのでは。堀内自身も、会社員時代にWebデザイナーになりたいと思ったことがあり、専門学校に5つくらい通っていました。2年くらい、200万円くらいつぎ込んで、必死に”お勉強”しました。お勉強して、卵になれて、見習いになれて、だんだん認められて行って、10年くらいかけてその道に行ける…というイメージって、あると思うんですよね。
ところが、なえかさんは、前回の対談でも「合うフリースクールや寮が無いなら作っちゃえば良いじゃん!」という感覚。ここにヒントがありそうです。

■「自分+他人」の夢が、叶いやすい!

◇なえかさんより、コロナ真っ最中にログハウスを購入したお話!

コロナで子ども達の学校が休みに。家の中で4人騒がれると大変。「テントと寝袋を持って、子ども達と山奥でキャンプ生活をしてしまおう!楽しそう!」→ネット検索中、ログハウスの物件の広告があがってくる。「なんか素敵♡」→すぐにLINEで大家さんと繋がれ、早速翌日に見学へ!→気に入ってしまい、その場で「買います!」

ログハウスを見た瞬間に、自分達だけが使うというより、”色んな家族がここに集まっている”という絵が想像できた。(ex,英語教室の子ども達のEnglishキャンプ、経営者さん達のネット環境から離れたリトリート、ファスティング合宿…etc.)楽しい企画がどんどん湧いてきた。コロナが落ち着くまでは自分達家族が住んで、それ以降は事業物件としてまわしていけば良いと、即決。

ー 今の、なえかさんが自然とやっていらっしゃるお話をオーナーさん視点として解体すると、自分の夢・ワクワクすることに、勝手に他の人も入っちゃうということなんですよね。自分1人だけの夢より、多くの人の夢の方が、すぐに叶ってしまう。(ex,年収を増やしたいという個人のアイデアより、ビジネスをやっていく中で皆がこうなったらいいな…という方が、一気にお金が集まるような。)
僕は願いの範囲がとても小さかった所からだんだん大きくしていったので、プロセスが分かるんですよね。最初からはできていなかった。例えば出版に関して振り返っても、「自分が本を出したい」と思っている間はできなかった。自分の作ったメソッド・考え方を広めてくれる講師・ファシリテータ―さんが、どうしたらお客さんを集められるようになるかな?と思った時に、「本が出たら多くの人に広がって、講師・ファシリテーターさん達のお客さんにも繋がる…」という自分の器ができたところに、出版の話が舞い込んだ。なえかさんは、これを自然とやっている。
加えて大切なポイントは、「自分の幸せ」もちゃんと入っていること。オーナーさんは、自分の幸せと他者の幸せとを同時に描けてしまう。しかも、ここでビジネスになるという所も自然と描ける。皆がハッピーということは、皆そこに喜んでお金を払ってくれるし、という感じ。それが嫌味なく、自然と湧いて来る。だから、例えばログハウスを買ったお金も、ビジネスになった途端に返せちゃう。こういうことが瞬間的にできる気がします。

■なえかさんのお金感覚のルーツって?

Q.なえかさんは元々そういう器の大きさ(皆が入っている感じ)だった?

・小学校くらいから、自分の楽しいことは友達と共有したいという気持ちが大きかった。
善悪の感覚がほとんど無い。〇〇をしているから悪い、という考えが浮かばないので、人を見る目がフラット。あまり言うと偽善者みたいに思われるけれど、本当に「嫌い」という感覚が無い(笑) こういう人もいるよな、という感じでジャッジが無いので、色んな人と付き合える感じ。
・お母様の影響は特に大きい。100%信じてくれていて、「自由にしなさい」という人だった。勉強しろと言われたことが無い。
”本物を見る”経験を用意してくれた。(ex,小学生でフランスのルーブル美術館や三ツ星レストラン・トゥール ダルジャンへ…etc.)裕福だったから行けたのではなく、お金のかけどころがそこだった。母子家庭で、「養育費は全部今までの海外旅行に使っちゃった!」と(笑) 養育費を全て経験に使ってくれていたんだなぁと。

ー これは投資とも捉えられますよね。小さい頃から一流に触れたり、世界の広さを体験させて、生涯使える経験にお母さんはお金を使った。これは、お金がいきますね。そういったことが浸透している感じ。

■”使ったら増える” ー 豊かなお金感覚って?

ー 僕自身がそういうお金の使い方をできるようになったのは30歳近くになってからですね。今は、将来的に増えるようなところにばかり使っている。そうするとお金が生み出されている感覚、またはお金が生み出される何かが増え続けているような感覚がある。労働者の感覚だと、使ったら、交換してそこで全てなくなってしまう。貯金・財布のお金がなくなったら、何もなくなると思い込んでいる。これが、オーナー(≒事業家)や、ダーナ(≒投資家)のような感覚をもっている方たちは、使ったらさらに増える感覚を持っている印象。どんどん使うのも上手。

◇なえかさんの自己認識
人とお金の使いどころが違う感覚はある。
・子ども4人連れて海外に行くと結構お金がかかる。他の人から見ると、お金がある人のように見られるが、そういうことではない。

ー お金の使い方については、まず自分への投資が最初。本でも旅行でも良いので経験を増やす。そこで得たもので世界観や考え方が広がる。そうすると、時間の使い方・エネルギーの使い方が自然と”使うと増える”に変わって行くというステップ。

◇なえかさんの感覚では
・そこをあまり意識するとうまく行かないイメージ。
・意識してそういうことをやっている人は、分かってしまうし、そういう人とは一緒に仕事をしない(笑) どれだけお金を持っていても魅力を感じない。

Q.もしその人から投資などでお金を受け取ると、どうなりそう?
→支配されそう。自分で立ち上げてきた事業に口出しされたり、決められたりすることは一番苦手。お金より信用の方が大事。今まで積み上げてきた色んなものが崩れそう。大切な人達を傷つけたりする方が嫌ですね。
取引の感覚だと、いずれ人からも搾取される。自分がやったことって、絶対返ってくる。自分が豊かでありたいなら、人に対して豊かでないと

ー シンクロ倶楽部の皆さんには、なえかさんのこういった感覚を浴びてほしいなと思いますね。そうすると、さらに豊かなコミュニティになる。

ー ピラミッドシステムに長くいると染まっちゃうんですよね。労働者=時間給。今やった分、即回収したい!となる感じ。来月中にはお金として振り込まれないと嫌だ!と頭が固まって、それに染まってしまう感じ。ここは、豊かなオーナーさんと感覚の違いを随分感じる所だったりします。それで、その世界観のまま、「与えると返ってくる」をやると、うまくいかない。

◇なえかさんの育成エピソード
自分の中が空っぽで、持っているものや内側が豊かじゃないのに「与えないと!」となると、執着になる
・身近な人で引っぱり上げた経験があるが、プロセスとしては一度ドン底に落ちる。その後、上がってきてだんだん変わって来た。そうすると、何でも豊か・幸せと感じられるように、感覚が変わってくる

ー ドン底になると変わるという部分、分かります。僕がピラミッドシステムに染まっていたドン底期、貯金があるにはあったが、一か月に数十万減っていくことが恐怖でした。どんどん「減って行く」感覚。そうすると、税金や電気代、ガス代、年金を払うのが嫌になるんですよね。「なんで金の無い俺が、税金払わないといけないんだ!金のあるやつが払えば良いじゃないか!俺は搾取されている!」という気分に(笑)。でも、ある日、恐れていた督促状が来た時がターニングポイントだった。来てしまったら社会復帰できないイメージだったが、ふと、そんなに悪い生活はしていなかったことに気づいたんですよね。「あれ?本当にヤバイことって、起きないかも…?”無い”んじゃないんだ。”有る”に目を向けるんだな…」と。

■子どものビジネス教育論 - 親の世界観が子どもの世界観をつくる!?


◇2人の共通認識

・お金の捉え方については、親の影響がとても大きい。親の口癖が「お金が無い・足りない!」「うちは貧乏だ」だと、”無い”が刷り込まれてしまう。
・さらにアルバイトも禁止だったりすると、「お金=親に許可を得ないと手に入らないもの。自分で生み出せないもの」という世界観が沁みつくことも。

◇なえかさんの子育てエピソード - 日常の中でビジネス感覚を育てる

・子どもが欲しくても買わない時は「ママはそれに価値を感じない」という言い方をするようにしている。「お金が無い」だと、嘘になる。
・クレジットカードは魔法のカード、通帳は無限にお金が入ってくる所と教えている(笑) お金を払う時は気持ちよく!「お金さん行ってらっしゃい!」「お友達連れて帰ってきてね~」という感覚。
・お金親から与えるという感覚ではない。兄弟同士で売買もよくある。お菓子とか(笑)
・中1の子どもから、「パソコンを作りたい」「ゆくゆくはそれで起業がしたい」→「いいやん!その代わり、今回かかった10万円は回収してママに返してね」など。
・高校から家賃を取るルール。大学からは1人暮らしができる程度の家賃を取る予定で、自然と家を出られるようにと思っている。
・子どもに「メニュー」を作らせると良い。キャッシュポイントがちゃんとある人がビジネスがうまくいっているのと同じ。(ex,コンサルしてます!より、メニューを分けた方がターゲットが明確になって売れる。)親が作るのではなく、子どもが作る。そうでないとヤル気が起きない。
・「ママが感動すること・喜ぶことをしてくれたら、感謝の対価としてお金をあげるね」→「ママが喜ぶことって何だろう?」と子ども達が考え出して、メニューができて行った。こういう感覚は社会に出た時にとても大事。
・家事はお手伝いに入らない。皆でやるもの。
・仕事に子どもを巻き込む。フリースクールの内容を子ども達に考えてもらったり。個人事業時代は、領収書整理や打ち込みも子ども達にやってもらっていた。だんだん、子ども達の側から「これ交際費やんな、これは会議費?」などと聞いてくる。大人ができないと思い込んでいることって、たくさんある。
・家の中だけでなく、これからの社会に適用するような子達をつくりたいと思って立ち上げたフリースクールでも同じ感じ。(ex,近くの畑で農業。種からなのか苗からなのか調べたり、人件費や肥料代を調べたり。いくらで流通させるか?etc..)不登校の子が多いので、ご両親向けに講演をしたり。

ー なるほど。めちゃくちゃ参考になりますね。まずはうちの娘にもメニューを作らせよう(笑) そして、今後なえかさんとシンクロ倶楽部で一緒にやれそうなアイデアも色々と浮かんできましたよ。楽しみです。まずは、メンバーの有志で、なえかさんのログハウスに集まって合宿をする案を進めましょうか。皆で相談しながら進めるのが良さそうです。詳細はまた、シンクロ倶楽部の中で募集をしましょうか。

■オーナーへのステップ!対個人から、”集合体×集合体”へ!

◇なえかさんより
前回の対談の中での「集客」の話って、BtoC(対個人)の話だったなと。ビジネスは、BtoB(対法人)の視点を持つと、やり方がガラッと変わる。しかも、BtoBの方が、実は労力が少ない。無理して営業をかける感じではない。

・今、個人事業と企業(法人)との提携が増えている。
・なえかさん自身も始めはBtoC(教室と生徒さん)だったが、だんだんとBtoB(会社と会社)にうつった。
・BtoBの方が、お互いの掛け算がしやすい感じ。既に相手サイドにもお客さんやコミュニティがあったり、培ったもの、繋がりがある人どうしの関係になる。
・今お仕事相手の会社の社長さんは、皆、元から知り合い(営業をかけて知り合ったのではない)。
・普段から、人付き合いに関しては、地位など関係なく、会った時に楽しんでいる感覚。気の合う人・波動の合う人とはいつか繋がると思っている。1年後かもしれないし、3年後かもしれない。そうすると、売り込まなくても、先方も頭の片隅に「子ども英語教育と言えばなえかさん」と覚えていてくれるなど、自然な流れ。今回の堀内さんとの対談もそう。
・なえかさんの合う人は「ナチュラルな人」「裏表が無い」人が多い。そうすると、仕事がしやすい。ありのまま、この自分のまま仕事ができる

ー 分かります。それって、ご縁なんですよね。第一印象と全然違うことも多々ありますし。受講生さんが実は凄い実績のある方だった、ということも、よくあります(笑)
他にも、後からとても有名になったり影響力の大きくなる方が、無名の時に関わるようなケースがとても多いです。その時も、無名だからなどは関係無く、ただ好きになったら仲良くなっちゃう。そうすると、後から仕事を一緒にするようになったり、お客さんを紹介してくれたりしますね。
昔は下心で人付き合いしていた時もあったが、全部失敗だった。相手の肩書で変わっちゃうって、ダメですよね。オープンに繋がった結果、一緒にやったらうまくいったというケースは、多々あります。
オーナーとオーナーのやり取りって、補完し合える感じですよね。得意分野の掛け合わせ

Q.「人と繋がるのが怖い」を、なおさないといけない…?
→怖いというセンサーは大事。堀内もなえかさんも、誰でも彼でも繋がるわけじゃないですよね。繋がると良くない感じのする方はフェードアウトしたり。後から振り返ると、だいたい感覚は合っていたなぁと思いますね。

◇なえかさんより
・シンクロ倶楽部にいらっしゃる皆さん同士で、BtoBってできるのでは?そうしたら、すっごい広がりそう!皆さん、同じ感覚で居るから。

ー それは、できそうですね!今、一般的なビジネスセミナーで言われることのほとんどがBtoC。ブログを書きまくって、集客を必死に頑張って…。労力が大きい感じ。それを、BtoB(シンクロ倶楽部だとエコシステムtoエコシステム、EtoEですね!)の感覚に変えていくということですね。ただ、BtoBがやりやすい状態の人とそうでない人がいる印象もありますね。ここができるとやりやすくなるよ!とポイントを伝えると、できるようになって行きそう。
これ、オーナー教育として僕がやりたかったことを、なえかさんが言語化してくれました。オーナーに必要なことって、エコシステムとエコシステム、つまり人の集合体と集合体との掛け算ができるってことなんですよね。「自分のビジネスだけを大きくしたい」だとダメで、他の人の持っているものと掛け算して創っていくことが、ビジネスオーナー(エコシステムオーナー)の醍醐味。ビジネスオーナーになるためのステップを少し整理してまとめて行きたいですね。そして、オーナーになってからの醍醐味がまた別にある印象です。

◇なえかさんより
・ステップを刻んで、ステージが変わる時は周りの人が離れて行く
・それを悲しまず、「あ、新しいステージなんだな」と思えると、スムーズに上がって行ける。仕組みを知っていたら、「あ、新しい風が吹いたんだな」と思える。
・そのことが自分に何かを教えてくれている時も確かにある。そのサインを見逃さず、自分を改善しながら進んで行ったら、どんとステージが変わって、周りの人も皆レベルが上がっているという感じ。
・元々主婦なので、周りはママ友ばかりだった。今は、あまり周りにママ友さんは居ない感じで、年商何億とか、ベンチャー企業の社長さんとか。持っているものが凄いということではなくて、たまたまそうなっている感じ。友人づてに知り合って、後からそういう方だと知るケースも(笑)

ー シンクロ倶楽部内のライブ配信をあと何回かやって、ビジネスオーナーになるためのステップを理論にまとめたら、一般の方向けにもライブ配信で対談をしてみたいですね!

今日も、ありがとうございました!


***

堀内のプロデュースする「シンクロ倶楽部」では、次世代の社会システムについて「エコシステム」をキーワードにした実験をリアルタイムで公開中!月額1,000円で気軽に参加できますよ。
今回の対談など、過去のライブ配信も全てアーカイブ視聴が可能です。興味の湧いた方、ぜひ覗いてみてください!

※サムネイル制作:仲村香織、編集:長岡美幸

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?