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【読む動画】高柳なえか×堀内恭隆 「主婦からビジネスオーナーへ」①

堀内の主催するコミュニティ「シンクロ倶楽部」で大変好評だった、高柳なえかさんとの対談(対談の一部をnoteでも公開中!→ )。その後インタビューを重ねたところ、2014年には「プチ起業から、それなりの会社へ成長する10ステップ」を纏めていたとのこと。そして実際にその通りに進んで行き、現在「ステージ10」にたどり着いているそうです!

この成長ステップのお話って、きっと参考になる人が沢山いるに違いない!…ということで、Facebookで公開ライブ対談をすることになりました!
3回シリーズを予定している対談の第1段のテーマは、


”ひとりで頑張る”から抜ける秘訣!


この「読む動画」ではエッセンスをぎゅぎゅっとまとめてお届け。動画本編も下記リンクからどなたでも見られますので、是非どうぞ!

* 高柳なえか さん *
 株式会社シードリング 代表取締役社長
 一般社団法人 子育てママの応援ぷらっとホーム 理事

 ・シードリング・イングリッシュ・スクール
 ・シードリング・プリズム
 ・Amebaブログ


プレーヤーからアレンジャーへ。”ひとりで頑張る”をやめる!

シンクロ倶楽部で、メンバー皆さんともやり取りしながら、プチ起業からビジネスオーナーになるまでのステップを整理しました。(※プチ起業とは:自分の趣味の延長線上で自宅で起業するようなイメージ。)

その10ステップを大きく分けると、まずは下記4つのステップがありそうです。

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今回は、一番上の「プレーヤー」から、次の「アレンジャー」へのステップ。対談で分かってきた秘訣は次の4つ!

①自分が恵まれていることをハラの底から実感する

まずは、今の自分が恵まれているということを強烈に自覚することが大事になってきそうです。今って、多くの日本人が「恵まれすぎていて、幸せに気づけない」状態かも。戦後すぐや高度経済成長期などの方が、モチベーションが自然と高い状態。今は、食べるのにも特に困らない、学校は義務として行かなければならないところ、そして大人になったら働くものだ…という感覚。それも、毎日満員電車に乗って、会社に入って就職する単調な人生…という狭いイメージなんですよね。大人=社会の歯車。

でも、逆なんです。今って、もうスタートの時点で、僕たちは十分に恵まれすぎているんですよね。だからこそ、ビジョンが浮かばない。

「今の苦しい状態を何とか抜けたい…!」というモチベーションで起業すると、必死感や被害者意識があって「自分ばっかり」「自分だけ」…と、ちょっと大変な感じになりがちです。「自分はまだ幸せでない」という状態で人を救いたい、となってしまうと、大抵うまくいかないですね。自分自身が満たされていると実感できてから、人を幸せにできる。

だから、ビジョンが見つからない!という人は、自分って今すごく恵まれているんだなぁ…ということを認識できることが大事。なえかさんの場合は、幼い頃から海外に行く機会があったことで、体験と経験から「自分がいかに恵まれているか?」を深い所で腹の底から認識したそうです。小さなことで感謝することやプラス思考はこのあたりから生まれているかも?とのこと。

日本人の多くが、変化を嫌い、感性が死んだ感じ。「日本人は物質には恵まれているけれど、心が貧しい。」と、なえかさん。他に生き方の選択肢が無いというところから抜け出せず、鬱や自殺に追い込まれてしまう方、病気やトラブルで強制終了から起業というパターンの方も実際は多いですよね。一番最初の段階として、転職や起業など、「違う方向があると思いついている。喜びを見出す仕事をしようとしている。」というだけでも、すごいこと。

実際のところ、日本は起業に失敗したところで飢え死にしない国。現代の日本の場合、そのあたりはかなりセイフティ。「自分は物質的に恵まれていないから、恵まれている人になりたい!」という感覚から、「安心」が前提になると、プレーヤーからアレンジャーに行けそうです。

②失敗という概念がなくなる

そもそも「失敗は許されない」と、僕らは教育で教え込まれていますよね。学校の試験で「×」がついたら「ダメ」という刷り込み。

失敗は誰だって怖いもの。怖いけれど、ビジネスにおいては「なんで失敗したんだろう?」以上に、「どうやったらできるだろう?」が大事。ここの転換ができると、失敗はチャンスでしかなくなります。

多くの人が、失敗への恐れから、一番の本命を置いておいて、二番手三番手のことで起業している印象です。失敗しないために資格を取って…不安解消のために勉強をして…など。リスクの低いことではなく、一番やりたいことを、まっすぐにやる!

失敗したら終わり!なんてこと、決してありません。起業した後に企業に戻るなども今はもちろん「アリ」ですよね。

「失敗や不安の反対って、”志”やと思うんです。」と、なえかさん。

③消費と投資とを分ける!”生きていることの全てが投資”へ

消費と投資とを分けて考えられるかどうか?もポイントになりそうです。なえかさんの感覚では、主婦からの起業の場合、特にここで躓く方が多いそう。

例えば、「ブランディング」ってお金をかけるべきところ。投資の対象です。分かりやすく言うと、「ロゴ、HP、商標にはお金をかけろ!」という感じ。HPなんて、24時間営業してくれるものですしね。

ところが、主婦の日常的な消費感覚だと、この投資に”節約”をしてしまったりするんですよね。できるだけ安くロゴを作ろう、みたいな。

買って終わりの消費とは違い、投資は「循環」を生み出します。お金や時間、手間をかけた分の回収だけではなく、それ以上にずっとお金を生み出し続ける感覚です。

もちろん、ロゴにさえお金をかければ良いという話ではなく、ビジョンがはっきりしていることが大事です。最初は自分の好きなことを共有したい、などで良いんですよね。(ex,なえかさんのビジョン:「1人でも多くの子ども達の選択肢を広げたい!」。なえかさんの場合は、最初から意識の範囲が広く、ビジョンが大きいところが際立っています。これも、小さい頃から海外に行って色んなものを見て感じたことが大きいそう。このあたり、エピソードを色々伺っていますので、動画でご覧になってくださいね!)

また、豊かさがアップすれば良いので、投資と言っても必ずしもお金をかけなくても良いんです。僕の場合だと、ゲームをする、遊ぶ、子どもと過ごす…など。時間の使い方や、誰と過ごすかも大事。計算でやるというより、心から出てくるものに従って、投資をしていく感覚ですね。

人は、成功体験さえあれば変わって行けます。性格的に絶対起業が向かない、といったことはありません。企業内起業なども今はやりやすくなっているので、必ずしも起業しなくても良いですしね。

まずは、通帳を分けてお金の流れを見たり、これまで既にどれくらい投資が実っているか?に気づくことが大事かもしれません。

④自分の活動全体に値段をつけられるようになる

価格設定を低くつけてしまう人はプレーヤー止まりになりがちです。自分の活動全体にきちんと値段をつけられるようになることがポイントです。

自分自身の人件費を考える、といった感覚があると、人にもお金を支払えるようになります。見合ったお金を受け取ることが下手な人がアレンジャーになると、周囲の人も受け取りづらい状況を作り出したりします。結果的に、周囲から搾取する感じになってしまったり。

ただ、コミュニティの中でのチャレンジや貢献などは、"経験という投資"と捉えて、場合によってはお金を発生させずに線引きをした方が良い時もありますね。この線引きを見誤ると、関係性がおかしくなったり、クオリティや満足度が下がることさえあったりするでしょう。

…といったところで、次回は、アレンジャーからオーナーへのステップについてです!


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※サムネイル制作:佐々木裕子、編集:長岡美幸

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