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皇の時代の羅針盤 その二十九


月刊プレジデントイーグル


                          Vol.29 1996.04.19
人間心理の戦略を活かす
     経営者は会社を伸ばす!

自然の法則から学ぶことは沢山ありますが、商売繁盛のコツは、真似にあると言われています。真似とは今まで以上にすることなのです。また、お客の心理を知ることなのです。

例えば、早い、安い、旨い、便利、また軽薄短小これらの要素があって初めて繁盛するのです。さらに希少価傾というのもあります。これらのことが保証されているからこそ人が集まり繁盛するのです。

最近は『超』と言う言葉や文字がよく使われていますが、越えなくては成らないことなのか越えることが必要なのかが時代のテーマのような気が致します。勉強法や整理法に超がつこうがつくまいが、基本的創造法を身につければよいと思います。

わたしがいた会社は創意工夫と4S (整理、整領、清潔、清掃)で世界的な企業になっています。整理に創意工夫があれば整頓、清潔、清掃はついてくるものです。

整理とは、いるものといらないものとを分けることです。次に、いるものを分類すれば整頓されます。見た目もよくなり清潔です。

さらに毎日行えば清掃も楽です。このように関連づけて考えて行けば創意工夫も自然にできます。戦略を生かすも、創意工夫のある戦術が必要なのです。

《戦術とは天地人を生かすことなり》


戦略とは、天地人を知ることであります。戦術とは、この天地人をどう生かすかということに成ります。天地人を生かすには、自分のいる世界(業種、業界)についての天地人を知らなくては成りません。

さらに、他のものも知らなければ視野が狭くなってしまいます。知識と情報と交流の組み合わせと分析とが大事なのです。

わたしが提唱する保証理論もこの戦略、戦術を旨く使いこなすためのものなのです。どの企業も人と同じに大きくなりたいのです。特に大きくなっている所ほどそれが強いのです。

今は、個人事業で行っている小さな業界もいずれは大企業が進出してくるでしょう。今から二十年前に美容業を知りました、その時資生堂はパーマの材料は製造していませんでした。

これは私の知る範囲ですが。それを知ったとき、私は必ず製造してくると話したことがありました。

それから何年もしないうちにゾートスというブランドで美容界に進出して来たのです。このように、大企業ほど天地人を生かす戦術を行うものです。

ここで美容業界にもう一度予測をすれば、個人事業で儲け過ぎていることに気が付かないと大企業の進出があるでしょう。
もう既にそれに近いものがチェーン店として出来始めているからです。

未来予測として、これからは個人の時代が来ると私は思っていますが、その時の天地人は何なのかがこれからの課題です。その為に同業種、異業種の交流、人的交流、これらを天地人の法則に則って新たな事業を開発することでしょう。これから生まれると考えられる事業を考えてみましょう。

環境、メディア、通信、農業、教育、etcといくらでもあります。現境について言えば、リサイクルがまず上げられます。このリサイクルも今が天の時だから大手が古紙の回収をしているのです。

これも以前は個人の脱サラの一つでしたが、時代が変わればこのようになるのです。アルミ缶や鉄製缶やぺットボトルのリサイクルだけが天の時ではありません。

環境の大きなものとして、紫外線、電磁波、建物、建材、クリーニング等数え切れないほどあります。

メディアについても同様です。衛星放送、無線、ナビゲーションシステム、インターネット、パソコン通信、ファックスネット、これらに使われる製品と部品、さらにシステムを考えたらこれもきりがありません。

農業も、時期が来ればバイオやバイオテクノロジーによる効率のよいものができるでしょう。その効率の良さでは、EM菌というのがあります。生ゴミを肥料にしてしまい、さらに有効菌がどんどん作れるので家庭菜困には最適でしょう。

これ以外に水耕栽培等も盛んになるでしょう。東京ガスの子会社が水耕栽培をしているということは面白いことです。教育も、教え方から発想の仕方まで変わって来るでしょう。

公文式がアメリカで伸びていることは、その一つではないかと思います。また、なじみ少ない心理学が応用された教育が行われるような気が致します。精神教育も盛んになると思います。

日本文化の原典である神道と禅の心を生かした教育こそ天地人を学ぶのに最も適しているからです。

これからは、隠れた情報を如何に集められるか、そしてそれを天地人に照らし合わせて事業化できるかです。情報は人の和がなければ集まりません。だから人が大切なのです。

追記1

作られるコメ騒動

今日、令和6年8月29日水曜日、業務スーパーとJAスーパーへ行ったら、
コメが空になっていた。
これは明らかに、マスコミの煽りだといえる。
コメは、JAの倉庫には、平常通りあるというニュースが昨日流れていたのに
今日はコメコーナーから消えるという、まるでマスクがない時のようです。

ここで、いつも思うのですが、テレビの影響力は強力だという事です。
一つ間違えば、戦争や暴動へとなりかねないと思います。

俯瞰的に見れば、コメは最近は無くなる程食べないのが現状だろう、
しかし、インバウンドでツーリズムで外国人にコメを高く提供できるので、
その関係が買い占めているのだろう。

昔の話だが、コメ不足でタイ米を一回だけ、食べたことがあるが、日本人はとても食べたくない味である。
後で聞いたことだがピラフに向いているらしい。

これも政府の思惑外れだった。
今回は、米国のコメを輸入したいのだろう。または、チャイナのコメが
来るかもしれない。

追記2

憲法改正に注意しよう。
これまでも特に問題があるわけでもない。GHQが作ったという事実があるが、ある意味でよいと考えて、行政や条例でまつりごとを行うようにすれば、面白いと思う。

それよりは、TTPや種苗法の怖さを考えたほうが良いのではないか。

ハラスメントを強化しすぎているように見える、これは、これから
言論の自由や公共の秩序が狭苦しくなると思うよ。

追記3

皇の時代の羅針盤から見ると、
公〇と893は、裏表でプラスとマイナスで、プラスはマイナスになれるが
マイナスはプラスにはなれない。

最近、先生や警察官の不祥事が目立つのはその反動だろう。

どんな災害が来るかわからないが、過去に大きな地震や災害が起こった記録がある限り来ないとは言えないが、普段からの備えが必要だろう。

電気が切れたら、どうしたらよいかとか。
断水になったら、どうするか。
食料は? 
ガスが途切れたら?

一週間から一か月くらい凌げるか考えてみよう。

電気が停電になると一番困るのは、夜の電灯と冷蔵庫だろう。

現在、能登半島の復興は遅れているというが、電気や水道が半年以上ない生活は、想像を絶するものだろう。


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