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皇の時代の羅針盤 その十六


月刊プレジデントイーグル
人間心理の戦略を活かす
     経営者は会社を伸ばす!                                              Vol.16 1996.01.05

早いもので、プレジデントイーグルを発行して一年が経ちます。振り返れば、阪神大展災に始まり、円高、金融破綻(東京、大阪における信金、信組、住専、その他)、もんじゅ(原発)、サリン事件、数え上げたら限ないほどいろいろなことがありました。

昨年始めに、経済予測を立てました。また、これからの時代性についても考えてみました。それらが、結果的に方向性として間違っていなかったことも確認できました。皆さんは毎月の本誌を読まれていますからいまさら話すこともないでしょうが、大きな点について以下に記します。

(1)日本経済は、やはり結果的に”やじろベい”である事が分かったでしょう。
(2)個人の時代が来ることも分かったでしょう。
(3)通信やコミュニケーションによるネットワーク化も分かったでしょう。
(4)オープンな時代になったことも分かったでしょう。
(5)利権社会についても官官接待を見ただけでも分かるでしょう。
(6)保証理論を使うことにより、時代も、経済も、天地自然の法則をも理解できることが分かるでしょう。去年は、経済破綻の書物が多く出ましたが今年は影も形もありません。

その代わりに、個人時代を象徴するかのように、個人輸入、個人確定申告個人事業、等の物や精神的な物が多くなって来ています。曰く、世の中に惑わされるな。当研究所の成功論と保証論があればすべてを解決できます。さらに、必要な情報を得ることも大切です。

《成功とは、究極の精神(霊性)と心と肉体を作ることである》

成功とは、ある目標に向かって進んでいる状態であると考えられる。それは、その人にとって価値ある目標を一歩一歩、歩んでいくことなのです。それは旅に似ています。また、登山にも例えられるものです。

近くの山に登るのと、エベレストに登るのでは大きな違いがあるでしょう。この違いが目標の大きさになります。大きな目標を持てばそれなりの準備や計画が必要になるでしょう。それに伴って成し遂げたいという党悟も違って来ます。ですから大きな目標を持つことが必要条件となります。

次に、自分自身何をしたらよいのか。精神、心、肉体、この三つを鍛える事が必要です。これは、健全な肉体に、健企な精神が宿るというように体が健康でなければ心も、精神も健康になりません。

肉体を鍛えるというとすぐに運動を思い出しますが。それだけではありません。筋肉は、筋肉理論によって鍛えることができます。それは、一定の時間、一定の負荷を掛けることによって鍛えることができます。

これは、武道やスポーツで基礎訓練を行うことににています。このほかに、静的荷重を掛けることによっても鍛えることができます。これは、綱引きや、ヨガのポーズなどのように筋肉に静荷重を掛けることによってもできます。この鍛練は、禅で言う動中の静と言うことが言われていますが。

無我の状態になるまで没頭して初めて体が動きを覚え、考える事なく動けるようになります。これを続けることにより内なる世界に覚醒が起こります,

肉体が、あることに気が付くようになると心に変化ができます。落ち着きのある状態です。心に描いたものが実現できるように感じてくるのです。この落ち着きが出てくることが大切なのです。

人より、充分な努力や精進を積むことによって自信が出てきます。これは、わたしの体験ですが、中学生のころバスケットポールをやってました、始めは体がきつくてろくにボールコントロールもできませんでした。

一年ニ年立つうちに自然と体とボールが一体になり、ボールを見ずにドリブル、パス、シュー卜ができるようになりました。それと同時に、ある目標に向かって頑張っていました。

その目標は県大会に優勝することでした。先輩たちが目標にし、全県下の中学バスケ部員の目標は勝てなくも、夏の甲子園と同じようにそこに目標を置いているものです。ですから簡単に勝たせてくる訳がありません。

当然どこのティームも一所懸命に練習を重ねて来ています。特にわたしたちの年代では前橋に三つの強敵がいました。二年生の終わりに新人戦という新ティームによるトーナメン卜があります。

我がティ一厶も参戦しましたが、準決勝で延長の末ワンゴール差で敗れてしまいました。相手ティームは二位でした。実力は互角であっても結果は三位でした。

この日からある決意を我々はしました、それは負けない、負けたら優勝はないことを強く知り優勝を決意したのです。そして、相手がどんなティームであっても負けないためには三倍の努力をする。

これを自然体で受け止め何の苦とも思わず実行したのです。その結果苦戦ではありました市内大会優勝、県大会優勝と負け知らずの結果を残すことができました。

すばらしい恩師と仲間がいてできる技ですが、勝ちパターン、成功パターンを経験することにより、目標を絶対に手に入れることができると信じられるようになったら、必ず手に入れられるということをそのとき感じました。体と心が一体となり精神(思性)が向上した結果でしょう。

それからの人生においてこの経験が大いに役立っています。ビジネスにおいて特に重要な条件と言えます。何事も好きになり夢中になり、道を極めることが最短コースであると言えます。偉人や天才も始めは皆わたしたちと変わらない平凡人だったのです。違いは、夢をもちそれができると信じていただけなのです。

追記1
夢を追い求めて、孔子の言うところの、心の赴くままに行えども
則を越えずの、年になり、本当に心と体が変化していることに気が付いた。
と言える。

自然の偉大さを思い知らされる時代の転換期だともいえる。

悪が良くて善が悪に代わるともいわれている。

追記2
人が行う事でも、神の代わりに行うこともある。
サイレントマジョリティが動くときは時代が変わり始めるときですね。

三権分立と天下三分の計は似て非なるものです。

しかし、三権分立が働かないから政(まつりごと)が間違った方向へと
向かって破壊へとつながる。

例えば、選挙など投票率などというが、本来100%でなければならない。
50%を上下するのでは、おかしいのである。

なぜ選挙に行かないのだろうか、それを改善する必要がある。
統計学に視聴率なるものがあるが、民意調査などもあるが、
100%を導くには程遠い。

追記3
クールビズでネクタイを外したのは、善なのか悪なのか?
レジ袋有料化は、善なのか悪なのか?

取り方であり、見方であり、考え方である。

この世に善も悪もない。光と影のようなものである。

因果の法則こそ逃れられない事実であろう。
原因を作れば結果が付いて回る。

魂のない人間もいるようだ。

魂があれば、前世も前々世もあることを知ることだ。

当然、来世も来来世も永遠に続くのです。


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