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先延ばし癖をどうにかしたい話

婦人科で子宮頸癌の検査をした。
検査結果は来月の〇日に出るので、電話口か来院頂くかどちらかでお伝えしますとの事だった。

婦人科は内診で一人一人時間がかかるのと、予約制では無いことから、病院が開く時間に行っても2時間は平気で待つ。
それならまあ電話するかと思ったのが、先月の事だった。

そして今。
来月の〇日と指定された日から、およそ半月ほど経過しようとしている。
電話一本かければ済む話なのだが、何故だか気が重い。

先延ばしにしているものは、これだけではない。

歯医者の予約をずらす電話もしなければならない。
予約を取ったものの、急用が入ってしまい、日にちをずらす電話をかけることがまだ出来ないでいる。

まだある。
日雇いのバイト先からの折り返しの電話をかける事だ。
昨日着信があり、早く電話をかけなければならないと分かっているのだが、これもまだ取り掛かれていない。

ぱっと思いつくものだけで、3件も電話をかけるというタスクがあるのに、何故後回しにしてしまうのだろう。

今日も公共料金の支払いを、期限ギリギリでようやく支払ってきた。
これも、母親から期限今日だよね?と催促されてやっと処理出来たものだった。

さて、ここで先延ばしにしてしまう人間かどうかを分かりやすく判別出来るものがある。
それは、学生時代に夏休みの宿題をいつ頃終わらせていたのかだ。
言わずもがなだと思うが、私は最終日に慌てて取り掛かるタイプだった。
全て完成させることを諦め、提出日にやってきたけど忘れましたという振りをするのが、毎年のことであった。
誇れる事では全くないのだが、全て揃った状態で提出出来たことは、ただの一度もない。

試験勉強もその類に入るだろう。
計画立てて行う事が、何より苦手で、まだしなくていいやと思う内に、いつも一夜漬けになってしまっていた。

大人になったら、さっとこなせるんだろうなという漠然とした希望は、20代後半に差し掛かった今でも抱き続けている。
私の思う大人はいつ訪れるのだろうか。
結局本心では、本当に解決したいと思っていないのかもしれないなと、ふと思った。
ただ学生の頃とは違い、取り返しがつかなくなる事もあるのだと考えたら、少しぞっとした。

何事も後回しにしてしまう今は、そうなってしまったら怖いと思えるくらいがいいのかもしれない。
自分が選んだ道に恐怖を持たなくなってしまったら、後でいいやから、これでいいやと思考さえ放棄してしまうかもなと思った。
その恐怖を拭うために、改善出来るものは改めていこうと思う。
ここまで言っておいて、実はまた先延ばしにしていますと報告することがないよう、明日は起きてすぐに電話しよう。

さっとこなせる大人というものに、一つ一つ行動することで近付いていきたい。

よし、と投稿ボタンを押そうと、時計を見るともう朝を迎えそうなことにびっくりした。
noteも後回しにしていたツケだなと、無理やりオチをつけてそろそろ目を閉じたいと思う。

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