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暖気屋のひとりごと

アニメは薬屋のひとりごとと私の幸せな結婚を平行して今度は観ていくことにした。最近、おすすめなどされたことがなくこうやって気になるような作品を知れるのはとてもありがたい。

薬屋のひとりごとは中国もしくは韓国の宮廷時代を彷彿とさせるような時代背景にプラスして、薬草や花木の効能など、薬屋であった猫猫が宮廷女官などを救っていく話のようである。

猫猫はひとりごとが多く、誰かツッコミを入れてくれないかと言いたくなるような猫猫(マオマオ)がなんとも言えず面白い笑

中国の歴史と言えば、以下の作者のはよく知られている。

上巻は目を通したが、下巻に入っていける感性がなく、まだ未読なのでいつかは読もうかなとは思っている。

世界遺産検定の受験もあり、歴史を知ったほうがよりたのしめることがわかり、歴史に関することもちょくちょく気になるようにはなった。


私の幸せな結婚は大正浪漫ともいわれる、おそらく時代は大正時代だと思われるが、美世(みよ)が清霞(きよか)との出会いから始まる物語のようである。

こちらもまだ見始めであるが、大正時代は歴史としては、とても短い時代であり、大正デモクラシーや明治から始まった文明開化から、大正ではそれが花開いた時代であったであろう。大正時代は近年、特に鬼滅の刃あたりから一般的には再度認識されてきたように思えるが、ここの時代に焦点をあてているところが、見どころともいえる。(鬼滅はあれだけブームにはなったが全く関心が持てなかった)


父の故郷である熊本の田原坂は明治時代の西郷隆盛率いる士族と政府軍の戦いの激戦区とも知られ、その歴史を知るために過去読んだ本だ。


儚くも散っていた青少年といかにこの戦いが熾烈であったかがうかがえる。

雨は降る降る 人馬(陣羽)は濡れる
越すに越されぬ 田原坂

右手(めて)に血刀(ちがたな)
左手(ゆんで)に手綱(たづな)
馬上ゆたかな 美少年

新装版 田原坂 ―小説集・西南戦争 (文春文庫)より

よく父や熊本のじいちゃんから、戦時中の話や実際その時代の鉄砲玉も見せてもらったのだが、この辺りでは、地面を掘ると当時のものがまだ埋まっているという話である。



暖かくなるということで、散歩にも出かけた。

染井吉野の開花はまだのようだが、早咲きの桜はすでに咲いている
椿は大正文化の象徴でもあるかのような花木だ


広々としていてお年寄りから子供までたのしんでいた。
犬の散歩もちらほらと。

風があり、少し肌寒かったが、ぶらぶらするだけでも気持ちいい。

季節の移ろいによって、花木をたのしめるのは年を重ねてからのことかもしれない。

この時期に咲く沈丁花(じんちょうげ)は、咲くととても良い香りがするのだが、病気にも弱く、うどんこ病という白い粉のようなものが出てしまったり、葉が落ちやすかったりと気温の変化にも非常に敏感だ。

でも気に入っている。

もう時期、桜も咲くだろう。季節の変わり目は体調を崩しやすい。穏やかな日が続いてほしい。

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