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【若者が一人旅をしたほうがいい理由】

こんにちは!
今回は自分がWWOOF(ウーフ)に行き感じたことに少しお付き合いください。

◎WWOOF(ウーフ)とは?

自分自身他人に語れるくらい旅をしたことがあるのか、と言われるとそんなことはありません…

それでもこれを書きたいと思った理由は、もし人間関係や仕事に対し
「なんとなくモヤっとするけど、このままでいいや」
「周りと比べて自分は人生楽しめていない…」
と感じている同年代に対して何かメッセージになれば、と思ったからです。

◎少しだけ私の背景を加えます


少し前の私は、世の中でスタンダードとされている生き方をしたくて、その中でも「中の上」位になりたかったのかなと思います。

しかし考えれば当たり前ですが、自分には「普通」(※1)ではない面もあるのでこれをどう普通に、目立たないようにしていくかということばかり得意になりました。

大学に入り自分でバイトしたお金で思い切り遊ぶようになってから、
「自由に生きる」ことの楽しさに気づくようになりました。
そしてそこでも希望していた通り「普通の大学生」として遊ぶことができました。

今振り返ると「普通」に捉われて「自分のやりたいこと」と向き合ってこなかったように感じます。

個性を打ち消し、相手に合わせることばかりが上手になりました。
もはやこれが自分のアイデンティティなのではと錯覚するようになりました。

ここからはそんな私が「若いうちに旅をしたほうがいい」と思うようになったきっかけとなる、二つの旅について書いていきたいと思います。

◎価値観を変えた「旅」

①オーストラリアでのワーホリ

そんな「普通」にこだわっていた私でしたが、大学3年生を終えた頃、休学してオーストラリアに行きました。
当時日本で「変わっているね」「行動力があるね」という風に周りの友達から言われましたが、ここではまだ「普通の範囲内」での個性、と全く気に留めていませんでした。

しかし実際にオーストラリアに行ってみてびっくり。

友達が全然出来なかったんです。

原因は言語の壁だけでなく、内気で人に合わせるのが当たり前な性格だったからだと思います。
幸せなことに、今までの人生でそんな出来事が一度も無かったので、その時は落ち込みました。

そして寂しいという感情よりも、SNSでは現地での友達に囲まれた留学生の日本人を見ていて、
それが「普通」なのになぜ自分はできないのかと

普通どころか自分は最下位なのでは、と思ったこともあったかもしれません。
(ネガティブ感情は忘れるタイプなのであまり覚えていませんが(笑))

オーストラリアの話は長くなってしまうので一旦この辺にしておきますが、

オーストラリアでは
日本では中々経験できない疎外感
・(自分の中では良くない意味で)「普通」になれなかった感覚を味わうことができました。

しかしその中で色々良くしていただいた方のことは鮮明に覚えていて、
日本では当たり前だった優しさや人の温かさに涙が出そうになったことも今では良い思い出です。

②南伊豆でのWWOOF

留学後に南伊豆のネパールカレー屋さんで1週間お手伝いさせていただいて、自分の「普通」に生きなければ(※2)と潜在的に感じていた感覚を少し柔軟にできたと思います。

その一つとして就活中の私が感じたことは、
・自分の普通だと思っていたスキルを褒めてもらえる(もっと長い滞在でスキル伸ばしてくれる)
・好きなことを極めれば仕事になるかもしれないと思わせてくれる

これにより、
 「普通」の就職活動から逸脱することに恐怖を感じなくなる

実際にそこで9年滞在されている方で、数年前に会社を立ち上げ精力的に活動されている女性とお会いしました。

この方もスキル面だけでなくメンタル面で、この環境に支えられているところがあるのかなと勝手ながら考察していました。

「起業家を生み出す南伊豆のネパールカレー屋さん」とでも言うべきでしょうか。(こんな言葉は聞いたことがないですね(笑))

将来、「人を良い方向に導けるような人になりたい」と考える私にとって非常に興味深く将来の参考となる場所でした。

また海外に「自由な生き方」を求めていく人も多いですが、身近なところで「自分で生き方を決められる環境がある」という発見ができたのも大きかったと思います。

◎まとめ

「普通」に生きていきたい。
でも普通って案外難しく、実際生きていると心がザワザワして平和じゃないことの方がむしろ多いなと感じます。

しかし旅をして人と出会い、
「こんな風に生きている人もいるんだ」とか、
「この場面で自分はこんな風に感じるんだ」と発見できることで、
将来の選択肢が広がったり、失敗してもそれで世界の終わりじゃないと思えたりすることは、これから社会に出て行く若者にとって大切なことなのではないでしょうか。

「常識」とされていることを本当にそうだろうか、と疑う力もこういう経験を通して養われていくと思います。

特に知識や経験が少なく、感受性豊かである20代は目の前の出来事の本質よりも結果に一喜一憂してしまうので、この力を持っていると大人に流されることなく、自分がより楽になれると思います。

◎20代におすすめしたいスピーチ

①メグジェイ「30代は昔の20代ではありません」

私の好きなTEDトークの一つです。
もうすでに有名な動画ですが、20代~30代の方に特におススメしたいTEDトークの一つです。

②スティーブ・ジョブズ「スタンフォード大学での演説」

私はスティーブ・ジョブズのスピーチも好きで、これで英語を勉強しました(笑)


私はこれらの動画によって、価値観や時間の感じ方が変わり
「もしやりたいならそれを始めるタイミングは今だ」と考えるようになりました。
どちらも15分位なので、時間があるときに是非見てみてください。


以下は文中で注釈をつけた部分についてです。

(※1)SNSに掲載されているような毎日楽しく平和で友人に囲まれた生活を「普通」と定義していました。

(※2)みんなが知る良い大学に行き、みんなが知る良い会社に就職すること。(これはあくまでも自分の「普通」像だったものです)


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