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大阪万博シグネチャーパビリオンで気鋭の8人が魅せる(1)

いよいよ今年4月13日から大阪万博が始まります。色々と批判の多い万博ですが、開催内容を確認すると、面白そうな展示やイベントなどが目白押しです。オフィシャルサイトを見ても、まだ情報が十分ではなく、現時点では盛り上がりに欠けますが、スタートすれば間違いなく盛り上がるだろう、と踏んでいます。

万博というと、海外のパビリオンに注目が集まりがちですが、テーマ事業であるシグネチャープロジェクトに興味を惹かれたので紹介します。

シグネチャープロジェクトは万博会場の真ん中に位置するシグネチャーパビリオンで実施されます。真ん中にあるのだから、それだけ主催者が期待しているパビリオンだろうと思われます。このパビリオンでは8人の日本の鬼才、現役バリバリで、かつ世界で認められた実績を誇る方々が8つのプロジェクトをプロデュースしています。私は詳しく知らない人も多いのですが、どの人もそれぞれの分野で素晴らしい実績と名声を誇る方だとお見受けします。

1、テーマ:Better Co-Being(いのちを響き合わせる)
プロデューサー:宮田裕章
慶応義塾大学 医学部教授
専門はデータサイエンス、科学方法論、Value Co-Creation、データサイエンスなどの科学を駆使して社会変革に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を行う。著作は「共鳴する未来」、News23のコメンテーター

プロジェクトの概要:
いま私たちは経済中心だった世界を環境、人権、健康、平和、教育などいのちの多様な軸の中で未来へとつなげています。
2025年日本国際博覧会テーマ事業「いのちを響き合わせる」は、この大きな転換点の中で、新しい世界を共に創る体験を提供します。

2、テーマ:いのちの未来
プロデューサー:石黒浩

 大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)
ロボビー、リプリー、ジェミノイド、テレノイド、エルフォイドといった、人とかかわるヒューマノイドやアンドロイドを開発。これらのロボットは、ディスカバリーチャンネルやNHK、BBCほか、世界中の多数のメディアで取り上げられている。

プロジェクトの概要:
多様な企業やクリエイターが考えた50年後の社会や製品、日本文化の在り方、1000年後のいのちの姿、そしてさまざまなロボット・アンドロイドと出会うことできっとあなたの「いのちの未来」は拡がっていく。「いのち」の新たな在り方を展示することで、忘れがたいいのちの体験をお届けします。

3、テーマ:いのちの遊び場 クラゲ館
プロデューサー:中島さち子

ジャズピアニスト、数学研究者、STEAM教育者、国際数学オリンピック金メダリスト。ニューヨーク大学芸術学部ITP(メディアアート)修士。著作は「ゼータの世界」(共著)

プロジェクトの概要:
テーマ事業「いのちを高める」は、万博という機会を活用して、さまざまな学び・遊び・創る・生きるの大変革を仕掛け、世界中をかき混ぜ、つないでいきます(0−120歳児の未来の地球学校構想)。

4、テーマ:いのちを磨く
プロデューサー:落合陽一

メディアアーティスト、著作多数、テレビ出演多数、個展、アート、演出、企画など多数

プロジェクトの概要:

―未知の風景―
物理的に現場に行くことの価値を作り出す。人類が未だ見たことのないインタラクティブな構造体。
風景を変換しながら、自然と人間の間にデジタルの自由さを持って調和をもたらす。数年に一度しかない世界的に大きなナショナルイベントでしか進展しないような建築やインタラクティブ技術の進歩を巻き起こす。

―未知の体験―
デジタルの身体による合わせ鏡。訪れた人々の身体をデジタル化し、パビリオンの中では有機的に変形し自律的に動作する身体と対話する。有史以来、行われてこなかった鏡の再発明。


いかがでしょうか。大阪万博、結構面白そうではありませんか。
私は4月の安いチケット(開幕券)を買いました。大人一人4千円です。
4月13日の開幕日はオープニングスペシャルライブとして、歌手のAdoさんがスペシャルライブを開催します。

おそらく、今後もさまざまなイベントが発表されると思われます。万博は日本で開催される、せっかくの大きな大会なので、皆で楽しみましょう。

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