友達の子どもを預かった話〈中編〉

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前編の内容を簡潔に

友達の子ども(C)を預かり、いろんな店に訪れました。店の中にあるものを眺めたり歩いてお話をしたりしていました。

16:35

ガチャガチャの専門店から他のエリアに向かってを歩くことにしました。そこはCが前にも来た場所であることは友達から聞いていますが、それに関連する話はCからは聞けませんでした。多分お話をしながら歩いているので何かしら喋っていると思います。しかし、周りの音がうるさいので全然聞き取れなかったです。特に車が多いのでエンジンの音がうるさかったです。

5分くらい歩きました。cは疲れたようで、抱っこしてと言い出しました。私は全然平気なのですが、それを基準にしてはダメですね。抱っこして来た道を戻ることにしました。変に進むよりはましだと思ったのです。

16:45

歩いてきた道にローソンがありました。入ることにしました。何かしらありますから、Cも色々見ることができるでしょう。ずっと抱っこもしんどいのでCを下ろして中に入り、商品を一緒に見ようと思いました。店に入ってすぐにCは入口の近くにあったアイスクリームに目を奪われていました。

「これどうやってとるの?」

欲しいの?
冷凍庫の扉を開けてからそう思いました。アイスクリームを取ろうとしていた手を捕まえて、「他のものも見てみようか」と伝えました。うん、と頷いていましたが少し不満な表情でした。「ごめんね、欲しいのは分かるよ。でも、私のお金を使うでしょ?私がいいよと言わないと買えないんだよ」心の中でつぶやきました。

近くにあった買い物かごをとってCに渡しました。子ども用の小さいかごがあったら良かったのになあと思いましたね。まあ、その時いたエリアに子ども向けの場所がないので仕方ないですが…

かごはCにとっては遊び道具で、かごをぞうきんでふくように引きずってましたね。「引きずらないで」とは言いましたが、「持ち上げて使ってね」というべきでした。子どもは否定的な言葉は理解できないのです。引きずらないでと言ったがために、思いっきり引きずっていました。それを見て動揺してしまいました。かごは一緒に持つことにしました。

そんな時に友達からSNSのアプリで電話がきました。私の使っているスマートフォンはSNSの電話だとロック解除をしないとでることができないので、応答までに時間がかかります。ロック解除をしている時にCが何かを見つけて進んでいったので、どこいくのと思いながら追いかけました。Cの近くで電話に出ることはできました。

友達:一応時間がきたけど、注文していたものが来るまで時間がかかってる
華凛:どれくらいかかりそう?
友達:うーん、また連絡する
華凛:分かった~
友達:ところでCは見れてる?
華凛:何とかなってる
友達:それなら良かった
華凛:そういえば、家でおやつのルールとかある?
友達:ないけど、もうすぐ夕飯だからあんまり食べさせないでね
華凛:オッケー

もう少し見て欲しいということですね、分かりました。
とりあえず、おやつは食べさせないようにしたほうがいいのかな?
少しなら食べるのもいいかな?

Cが納得できるように買えたら問題ない、とは思いました。コンビニの中を一通り見た後、Cはプリンが欲しいと言いました。プリンの置いてある場所について質問をしました。

「1つだけ選んでね。このプリンにする?あっちにあるアイスクリームにする?どっちがいい?」

アイスクリームを選んでましたが、プリンも譲れないようで、私がプリンを食べてと言ってました。その理屈なら買ってもいいと思います。Cの食べることのできるものはアイスクリームだけですから。

Cなりに理由をつけて他のものも買ってとねだっていました。買えるのは1つだけと伝えるのですが、何かと理由をつけてきました。Cの買うことのできる個数を決めてしまっている以上、私が使うことにして買えばいいと思っているようでした。考えたねえ。でも、買ってとお願いするお風呂に入れるとおもちゃのでてくる入浴剤、いらないんだなぁ。(Cの家庭はお湯はりをせずシャワーのみと聞いてますから、その時は買うだけ無駄です)

私はいらないなということを一貫して伝えたら諦めました。私の場合、抱っこなどの要求にはできるだけ答えるけど、お金のかかることは思い通りにならないからね。

そういうわけで、私の食べるプリンとCの食べるアイスクリームを買いました。お金を支払う時にCは外に出ようとしていたので、「まだ待って」と言って止めました。店員さんも「待っててね」と言ってくれました。声をかけてくれてありがとうございます。内心焦ってました。

どうでもいいかもしれませんが、店員さんから見て私たちはどんな関係に見えていたのでしょうか?(多分親子)

17:00

店の外に出て、座って食べることのできる場所を探しました。Cを抱っこして探したので、腕に痛みがきます。Cは買ってきたプリンとアイスクリームを握っていました。アイスクリームを買ってもらえてご満悦なCです。

座れそうな場所を見つけましたので、そこでCを下ろして私は座りました。Cは隣に座りました。そして放った一言。

「プリン食べるね」

アイスクリームじゃないんかい!
どっちをとってもいいのですが、気が変わるのが早すぎです。でも、プリンとアイスクリームで迷っており、最終的にプリンを選んだと考えることもできます。私にアイスクリームを渡して、プリンのふたを開け、買うときにつけてもらったスプーンでおいしそうに食べていました。溶けそうになっているアイスクリームを私は食べました。普段食べるには甘すぎと感じるのですが、疲れている時にはちょうどいい味になってました。

17:05

食べ終わってからしばらくは座ってCと話をしていました。疲れたぁ…
話の内容はもう忘れてしまいましたが、いろいろ話してくれました。

このまま座っていても仕方ないので、抱っこをして他の場所に連れていくことにします。

17:10

少し歩いた場所にファミリーマートがありましたので入りました。店内に入った理由、のどが乾いた時の飲み物を買うためです。飲み物は何も持ってませんでした。ローソンに行った時に買えばよかったのですが、そこまで考える余裕がなかったです。友達からの電話かかってきた時点でそのことは頭になかったです…

店の中を見て回りましたが、お茶以外に欲しいものがありませんでした。カフェインレスの麦茶を買いました。会計をする時に、Cが不要レシートを入れる箱で遊んでいました。なぜか分かりませんが、止める気になれなかったです。中に入っていたレシートをばらまくような、店員さんが後処理しないといけないことにはなっていなかったので、まあいいやと思ってしまいました。会計はすぐ終わりましたので、すぐ店から出ました。

この後どこに行ったのかは後編で話しましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

※後編はこちらから


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