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【双子日記】ロング面会


双子がNICUに入院中は何回か面会を行い、面会へ行くたびに哺乳や沐浴等の仕方を教えてもらっていました。

面会時間は長くても2時間程度(時間はこちらで決められます)だったので、授乳をして少し様子を見て帰る感じでした。

入院の後半期間になると看護師さんから「ロング面会やってみますか?」と提案がありました。
ロング面会とは退院後の家庭生活を想定した面会の事です。通常の面会では部分的な時間しか関わる事ができていないので日中どのような生活を送っているのか分かりませんがロング面会をすることによって専用の部屋で赤ちゃん2人と一緒に生活を送る事が出来ます。選択は自由だったのですが私たちも退院後の生活を少しでも意識出来るようにとロング面会を行いました。

昼前から夕方まで6〜7時間程度に設定しました。(自分たちで時間も選べます!)
やってみて思ったのが「家族一緒の空間にいる事がこれほど幸せなのか」ということ。
小さい空間でしたが双子、私、旦那さんの計4人で過ごす事が出来たので周囲に気を遣う必要もなく、初めて出産の実感をしたような感じもありました😌🫶

ロング面会でやったことは授乳、オムツ替え、沐浴、退院後の生活の相談でした。
専用の個室は大人のベッドやソファー、冷蔵庫、電子レンジなど家庭での生活が想像しやすいような部屋になっていました。お昼を持参し、面会の間は基本的に自分たちでスケジュールを立てて過ごします。授乳のタイミングなども自分たちで考え、ミルクが欲しかったり困った事があったときにナースコールを押すといった感じでした。

「哺乳する間隔は◯時間くらい」「哺乳の後に沐浴は吐き戻してしまうかもしれない」等を夫婦で相談しながら行います。
沐浴は1回。授乳は2〜3回程度であったためもちろん家庭での生活より少ないですが、それでも家庭を意識した生活リズムを経験できたことはとても有意義でした💡
その他の時間は赤ちゃんがお家に来た時にどのように育児を進めていくか。夫婦の役割分担や睡眠時間の確保の仕方等を考える時間に充てました。

NICUでの通常の面談は看護師さんたちが忙しそうにしていたり、モニターの音が聞こえていたり等なんとなくバタバタと賑やかな環境でしたが(病院としてはこれが当たり前かな)、ロング面会をやってみて赤ちゃんたちと個室でゆっくりと関われるというのは、周りに気を遣わずに済むためとても有り難かったし、「実際の家庭ではこんな感じかな」と考える良い機会となり夫婦での共通意識が高まりました。
退院前に必要な時間であったなと思います。

ロング面会というのは他の病院でも行っているのか分かりませんしそもそも正式名称は違うのかもしれませんが、長い時間の面会というのは可能であれば多くの人に経験してみてほしいなと思いました😌✨

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