ジムに行かなくてもある程度はできるんですよね。

メディカルフィットネスで指導員として長年勤務していた頃。
コロナの前後の話です。

ジムに入会してきてくれた方への運動指導。
時々、クリニックからの紹介で渋々入会する方もいて。

その頃の私たちは
「週に3回は運動しましょう!!」
「運動は有酸素運動30分を目安で、筋トレは15回×3セットで!」
「体重は全体の10%減を目指しましょう」

なんてことを指導していました。
ジムに来る年齢層も結構高く、60〜70代。介護が必要な方もいて
つきっきりで指導にあたる場合もあったりで、気を遣うことも
多々ある現場でした。
自分が好きで始めたこの仕事が楽しかった。

こういう職場に集まるスタッフもさっぱりした人が多くて
馴れ合うこともなく適度な距離で楽しかったなあ。

という前置きが長くなってしまいましたが、
結論。
ジムに行かなくてもある程度までは
健康づくりができます。はい。

特にコロナあたりから
ホームトレーニングもブームになりましたよね。
YouTubeでもたくさんアップされました。

SNSでも「これをして〇〇kgやせました!!」
みたいな投稿も今だ人気ですよね。

でも。。。
正しいトレーニング、正しい動作。

基本はこのような根拠に基づいたトレーニングだと思うんです。

アップしている人の知識がどこまであるのか、とか
閲覧数目的で過剰演出している可能性があるのかも、とか

そういったことを考えると闇雲に人気の動画を観ながらの運動は
危険を伴うかもしれませんね。

ジムに行かずに、効果的に。
できれば安全に。

気軽なのは歩くこと。
痩せたいなら食べ物を見直すこと。

もっと簡単なのは
普段の動作を見直すこと。
立つ 座る 歩く 物を持つ とか。。。

女性ならヒールを履けば履かない時と感覚が違うし、
子供を抱っこしている時、洗濯物を干したり畳んだり、
高さの違うイスに座ったり、床に座ったり。。。等などと
状況によって沢山の動作がありますよね。

昔ながら「体幹」とか「コア」とか
鍛えましょうって言っていたけど、
現場を離れた今なら
とりあえず「お腹を引っ込めましょう」って言うかな。

お腹を引っ込めて、バンザイして伸びをすれば
それだけでお腹も背中も伸びてスッキリしますよ。

このお腹を引っ込める、は
ピラティスで言えば
全てのエクササイズの開始動作になります。

腹筋トレーニングの代表の
クランチという
仰向けで行う、おへそを覗き込む動作のエクササイズも
お腹が引っ込めてできなければ
ほとんどお腹に効いてきません。

こういった基礎となる動作、エクササイズを
日常に取り入れておけば
一日の活動量が何割か増すようになります。

だから
運動不足を感じる方は
ジム入会を考えると前に
日常を振り返って
出来ることを探してみてほしいです。

痩せたい?
それはまた別の話ですね(笑)

最後に
年代によって
自分の自由に使えるお金や時間は
変わってきます。

優先順位をつけて
限りあるお金や時間を有効に
有意義に使いたいですね!!


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