2023.2.4 FP1級実技面接試験②Part1面接

前回の①の続きです。よろしくお願いします。

念のため、、、現在書いてるのは試験当時から4か月を経過してるので面接官からの質問内容は記憶から抜けた部分は書きません。医療法人はとにかくつっこまれた記憶しかありません。では以下どうぞ。

さて事業承継からくるか?それとも不動産か?

案内役の方から問題が配布され手元に。
案内役さん『では初め』
孤独で短い15分が始まりました。

ん?医療法人か。うわ。やっぱラスパーさんの記事読んどけば良かったかなー。まぁいいや。事業承継からね。ふむふむ。ふむふむ。ふむふむ。

これは持分有りの医療法人か。なら持分無しへの切替に話もってくんだな。相続時の評価も聞かれるし、認定医療法人制度の改正も聞かれそう。

外国住まいの長女Dさんへの相続税ね。はいはい。ホンダさんのFFの公式じゃん。覚えておいて良かったー。動画→https://www.youtube.com/watch?v=sEmQC1trfxw

二世帯住宅か。小規模宅地の特例だけ気をつけてと。

後は円満な相続で遺言書、相続税の軽減辺りかなー。

うん戦える。大丈夫。少し時間を余らせて15分終了。
会場の場所の説明を受け、会場へ。
『圧迫じゃなきゃいいなー。』程度に考えてました。ここからが絶望の12分が始まります。


以下、サ:サロンパス、面:面接官

サ:ノック3回(誰かのnoteに書いてあった。ありがとー。)
面:はいどうぞ。

(男性2人。面接官は60代前後。記録員は70代手前くらいだな。)

サ:サロンパスと申します。本日はよろしくお願い致します。(お辞儀)
面:はい。じゃあアルコール消毒をして座って下さい。
サ:はい。失礼します。

面:では問題を読んでいただいたと思うけど、相談事項と問題点ありますか?
サ:はい。持分ありの医療法人のリスクについて、外国在住の長女Dさんの相続税について、二世帯住宅について、円満な相続対策、相続税の軽減です。

面:では持分ありの医療法人って君は言ったけど、何がリスクなの?
サ:はい。余剰金の配当がないので内部留保が蓄積されます。その結果相続時に持分の評価が高額になる事です。
面:うん。まぁ。いっか。
(あーこれもしかしたら圧迫かもなー)

面:そしたらさ弟Eさんが出資持分の払出を求めたらどうなる?
サ:(ざっくりした質問だな)資産に応じて出資額を払います。
面:え?それだけ?
サ:はい。最初の拠出金と現在の額の差はみなし配当となり総合課税になります。

(※持分あり→なしの話はここでした記憶はありますが、細かい事忘れました。あはは)
ちなみに『これは?あれは?』と質問攻めでした。


面:直近で何か医療法人制度って改正されてるの知ってる?
サ:認定医療法人制度が変更になります。まず移行手続の認定期間がR8末まで延長、移行期間が3年以内が5年以内です。またかz
面:ん?ん?移行期間の3年とか5年って何が3年から5年?よくわからないんだけど。君大丈夫?
(これは大噴火させてしまった(//∇//)
こーゆー耐性は変に付いちゃってるから昔の上司に感謝だ(*^◯^*)

サ:はい。移行計画を厚生労働大臣から認定を受けてから3年以内に持分の放棄が5年以内に変わりました。この期間に全出資者が持分の放棄を行えば、税制優遇を受ける事が可能です。

面:うんーまあそうだね。じゃあ医療法人って株主はいる?
サ:いません。社員が代わりになります。
面:他には?
(面倒くさいなーけどテイクアウトしないよ!)
サ:社員が社会総会を構成し、社員1人ずつ議決権があります。
面:では取締役の代わりの組織は?
サ:はい。理事となります。管理者がなります。
面:あと理事長ってどんな人?
サ:医師である必要があります。
面:はい。じゃあ総会を行った際の記録ってなんて言いますか?
(こんな事聞くの?いや医療法人の融資の際にお願いするけど、他の人にも聞くの?きつくない?)
サ:議事録です。
面:そうですね。

この時点で7〜8分経過。面接官が急に焦り出す。

面:残り時間がないので少し駆け足にします。長女Dさんは外国に住んでますが、相続時はどんな扱いになりますか?
サ:はい。日本国籍を持ち外国に居住されております。相続税は日本で課税されます。(ホンダさんありがとう!)

面:では円満な相続と言いましたが、何が対策としてできますか?
サ:はい。遺言書の作成を行います。
面:どんなものがありますか?
サ:自筆遺言、公債証書遺言、自筆遺言です。
面:遺言書を作成する際に1番気をつけないといけない事は?
サ:(え?なにそれ?初の沈黙)渡す人の気持ちをしっかり反映させる事ですかね?
面:いや違うんだよ!(すげぇ圧力)なんかさ分配方法とかであるでしょ?わからない?早くして。
サ:遺留分です。
面:そうそうそれだよ。遺留分。これを怠る人が多いんだよ。

〜ここで時計が鳴る〜
面:ではFPとしての職業倫理答えて下さい。
サ:はい。〜定番6つ〜
面:今回あなたが重視するものは何ですか?
サ:インフォームドコンセントです。
面:それはなぜ?
サ:今回のお客様は様々な不安を抱えています。なので不安を解消する為にも一つ一つ丁寧に説明し合意をいただき話を進めていく必要があるからです。
面:わかりました。

(ああー!とりあえずなんとか戦えた。これなら大丈夫かな。不動産で変なの出ないといいなー。)

ここで衝撃の一言を浴びる。

面:君お客様のニーズ全然捉えられてないからね。そこだけはわかってね。

サ:(え?なんでそんな事言うの?)はい。かしこまりました。今後も継続し勉強させていただきたいと思います。本日はありがとうございました。(お辞儀)
〜静かに退室〜


途中抜けてるところもありましたが、こんな感じでPart1終わりです。
終始にこやかに、面接官の目を見てハキハキと会話をし、テイクアウトもせず、沈黙も最低限に。
確かに最後駆け足にさせてしまったけど、医療法人に時間かけすぎたのではないのか、、、と思ってしまったり。

最後の一言のお陰で不動産で高得点取らないと落ちてしまうと、ドキドキしました。
最後の一言のお陰で合格発表まで私を揺さぶり続けました。

とりあえずこんな感じです。圧迫だったんでしょうね。(けど日々の経験のお陰で)なんとか普通にやり過ごせました。
圧迫だったけど焦らず平常心とにこやかに話す事は必ずしっかりやりました。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
また次の記事を是非読んでくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?