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Mermaid

童話ボカロ曲5作目は人魚姫です🧜‍♀️✨
前回に続いてアンデルセン童話!

人魚姫の話はかなり有名なので、知っている方も多そうですね😆✨人魚のお姫様が人間の王子様に一目惚れしてしまうお話🌺ディズニー版では、王子様と結ばれてハッピーエンドになりますが、原作アンデルセン童話ではどうなるのでしょうか?

1.制作話(こだわりポイント)

①ツインボーカル 

今回、初のツインボーカルにチャレンジしました!✨主人公の人魚姫🧜‍♀️にどうしても注目が行きがちですが、原作を読んだ時に、お姉さんの存在がなぜか気に掛かり、主人公単体ではなく、お姉さんも物語の一員として登場させようと思いました!✨
お姉さんは5人いますが、さすがに5人登場させるのはちょっと出来ないので、長女1人に絞りました!笑

リンちゃんが主人公の人魚姫だとすると、長女は5つ上…。となると適任なのはルカさん😊✨(ミクちゃん案も浮かびましたが、やはりルカさんの方が合いそうだなって思いまして😆)
思い切ってルカさんをお迎えしました😆✨

②語りとセリフ

今回、初めて長文の語りとセリフを入れました!✨Snow White,  Thumbelinaと一言だけのセリフは入れていましたが、しっかり入れるのは経験がなく、とっても大変でした!笑

とりあえず、ラの音で打ち込み、言葉を入れ、ちょっと音を上下させて…。そしてそのままDTMのレッスンに持って行くと、先生が一言。

「動物の森みたいですね!!!」

…確かに!!なんて的確な表現!
思わず吹き出してしまいました😂

セリフは抑揚をつけるために、初めに思い切り上げたり下げてから微調整していくと良いらしいです☺️✨一音一音ずらして自然に聞こえるように調整…気が遠くなる作業でしたが、なんとか動物の森は脱出出来ました!笑✨

③アレンジについて

後述しますが、人魚姫🧜‍♀️のお話は悲しい結末のため、重たく、シリアスさを全面に出していく方向に決定!✨

いつも以上にクラシカル要素を全開にし、ミュージカルの様な作品を目指しました♫

とは言え、実はミュージカルをちゃんと観たことがなく…しっかりしたイメージが湧きませんでした😭これは、実際に観に行って体感しに行くしかない!!✨と思い、即チケット🎫を購入!劇場へ足を運びました!✨

初ミュージカル♫
緊張とワクワク💓でいっぱいでした😆✨
長くなるので、細かい感想は書きませんが、あまりに素晴らしくて感動しました😭
映画🎬の様にスクリーン越しではないため、
まるで自分が物語の中に入り込んでいるような感覚!!もう圧倒されました!✨

この感覚と感動を忘れないよう、その日の内にアレンジに着手😊✨

重たさとシリアスさを出す為に、1番A,Bと2番Bを完全リズム抜きにし、サビからシンプルなドラム🥁を入れました!さらに1番Aは、ピアノ🎹とチェロを伸ばしで入れ、弱めティンパニを少しアクセントに加えただけのどシンプルな構成にしました!✨

サビについては、1番と2番で少し違う動きにしました!2番の方が、お姉さん(ルカさん)の悲痛な思いを表現するために、ストリングス🎻を若干変えています!✨

《ラストの掛け合い》

ラストで、しかも静かなパートなんですが、
ここが1番の見せ場だと思っています!✨

2番サビ終わりのお姉さんセリフ〜ラスサビが私が人魚姫🧜‍♀️で1番表現したかった所になります。それはなぜか…?
原作を読んだ時にふと思ったんです。

主人公の人魚姫🧜‍♀️の悲恋にどうしても注目してしまうんですけど…、愛する妹を助けようと、自らの美しい髪を魔女に差し出し、短剣⚔を得て、急いで妹に渡しに海の上まで出たお姉さん。

でも妹の人魚姫🧜‍♀️は王子様🤴を刺せずに、死を選択…😭
勿論、人魚姫🧜‍♀️の恋が実らず、命を落とすことは読んでいて辛かったです😭

それと同時に、お姉さん、やりきれない思いでいっぱいじゃないか…?自分がお姉さんの立場なら、妹を救うことが出来なくて、悔しさと悲しさと怒りでいっぱいになってしまう
んじゃないか…と思いました😭

この感情をどうしても表現したくて、ラストでは、王子様を刺せずに死に行く妹と、それを助けようとするお姉さんを《掛け合い》という形にしました。


2.原作のあらすじ


人魚姫は15才になると海の上に上がることが許される。
主人公の人魚姫には上に5人の姉がいて、姉達から海の上の世界の話を聞くたびに、自分も早くその世界を見たいと強く望む。
15歳になり、待ち望んだ海の上の世界へ。

人間が船に乗ってパーティーをしている所に遭遇。そこにいた王子様に一目惚れする。

暫く船上パーティーの様子を見て楽しんでいたが、段々と雲行きが怪しくなっていき、ほどなくして嵐がやってくる。

船は転覆し、乗っていた人々は海へ…
人魚姫は王子様を助けて陸に送り届ける。暫く様子を見ていたが、若い人間の娘が来たので、海の中へ。

王子様は自分を助けてくれたのは、主人公の人魚姫ではなく、その後駆けつけた人間の娘と勘違い。

人魚姫はその後も、王子様の事が忘れられず、日に日にその想いは増していくばかり。

とうとう海に棲む魔女に人間にして欲しいと頼みにいくが、その対価として、人魚姫は自分の美しい声を差し出さなければならなかった。

また、王子様が他の女と結ばれてしまったら、命を落としてしまうという条件。

さらに、人間の足を手に入れても、一歩歩く毎に、鋭いナイフで突き刺されたような激痛がはしる。

人魚姫は話すこともできず、歩くたびに気を失いそうな痛みにも耐え、王子様に献身。

王子様は、自分を助けてくれた(と勘違いしている)人間の娘に想いを寄せていたが、彼女の行方はわからない。

いつも自分の側にいてくれる人魚姫のことを可愛がり、次第に結婚しても良いと思うようになる。

ある日、王子様は旅に出ることになり、そこで美しい娘と出会う。彼女は、王子様が想いを寄せていた娘で、王子様は歓喜。すぐにその娘と結婚することを決める。

王子様が他の娘を選んだため、人魚姫は翌朝に死んで泡になってしまう運命に…。

王子様の結婚パーティーは船で行われることになり、人魚姫も同行。

刻々と死が迫る中、海の上に見知った顔を見つける。それは人魚姫を心配し、助ける為に、魔女に美しい髪を差し出した姉達だった。

姉は短剣を差し出して、人魚姫に王子様の心臓を刺すように言う。王子様の命と引き換えに、人魚姫は助かると。

人魚姫は寝ている王子様の寝室に行き、短剣を振り上げるが、刺すことは出来ず、海に身を投げ、死んでしまう。

人魚は人間のように、魂はないので、天国に行くことは出来ない。だが、人魚姫は自分が空に昇っていることに気がつく。空の精が、人魚姫の行いを見ており、空の精の世界へ連れて行ったのであった。


3.原作を読んだ感想

悲しい…😭ひたすらに悲しい結末😭
小さい頃に絵本で読んだことはあったので、人魚姫🧜‍♀️の恋が報われないことは知っていたのですが…。

人魚姫🧜‍♀️が一歩歩く度にナイフを踏んだ様な激痛を感じ、さらに声を奪われて、話すことも出来ない状態で王子様を懸命に想う。純粋過ぎてもう…😭

王子様に選ばれなくて、死が迫っていた時、助かるチャンスがあったのに、王子様を刺すことが出来なくて、死を選ぶ😭

あまりにも心が痛む作品でした…。
人魚姫🧜‍♀️、生まれ変わったらどうか素敵な人と結ばれますように…と願わずにはいられません😭

ディズニーのリトルマーメイド🧜‍♀️では、無事に王子様🤴と結ばれてハッピーエンドなので、原作の方は悲しくなりますが、読み応えのある素晴らしい作品なので、気になる方はぜひ読んでみて下さいね✨

★参考図書★
小さい人魚姫
〜アンデルセン童話集〜
訳 山室静

4.最後に

今回は、人魚姫🧜‍♀️のあらすじも載せてみました!✨書きたいことがたくさんあったので、かなり長文乱文になってしまいましたが、最後までお読み下さりありがとうございます😊✨
そして、いつも作品を見て下さる方々、本当にありがとうございます!!温かいコメントに毎回励まされ、次回も良い作品を作りたいという原動力になっています✨

2022年最後の作品となりますので、改めてお礼を言わせて下さい😊いつもありがとうございます!✨2023年もよろしくお願い致します🤲✨

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