航空科学博物館~航空技術と産業~【博物館オタ活日記#9】
夏の暑さも和らいだ9月の下旬、大学のゼミ合宿で千葉県山武市周辺を訪れました。合宿のプログラムの一環として、成田空港の近くにある「航空科学博物館」に足を運び、航空技術とその産業活用について学びました。
航空科学博物館とは?
航空科学博物館は、日本初の総合的な航空思想普及施設として設立されました。成田空港に隣接し、訪れる人々に航空機の技術とその歴史を体験的に伝える場所です。館内には大型機の模型やエンジンの実物展示、シミュレーター体験などがあり、飛行機ファンからファミリーまで楽しめる内容が盛りだくさんです。
所在地:千葉県山武郡芝山町岩山111-3
開館時間:10:00~17:00(入館締切は16:30)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末12月29日から31日。8月は毎日開館
入館料
大人 700円
中高生 300円
子ども(4歳以上) 200円
団体(20名以上) 10%OFF
駐車場:あり(自家用車200台分、団体バス5台分)
西棟1階
博物館に入るとまず目を引くのは、西棟1階に展示されているボーイング747-400の大きな模型です。このフロアには、実物のエンジンや胴体の断面図も展示されており、飛行機の内部構造や航空技術理論がとてもわかりやすく解説されています。
私がこのエリアで注目したのは、ボーイング747、ジャンボジェットの愛称で呼ばれる飛行機の本物の機体を輪切りにした展示で、特徴的な2階建て構造が見られるほか、荷室に安定的で効率的に荷物を詰め込むためにコンテナが胴体の曲線に沿って欠けているということを知りました。
また、航空機内部を再現したエリアには、エコノミークラスからファーストクラスまでの実際に使用されていた座席やコックピット、普段は目にすることのないギャレー(食事などを準備する場所)まで展示されており、飛行機の客室空間を体験できます。
西棟2階
2階に進むと、約300機の模型飛行機が並ぶ「立体航空史年表」が出迎えてくれます。飛行機の進化を時系列でたどることができ、航空技術の進化を目の当たりにできます。さらに、零戦のコックピットに乗れる体験もあり、歴史的な航空機の技術に触れることができる貴重な機会です。
中庭と屋外展示
中庭にはボーイング747の機首部分「セクション41」が展示されており、間近でその迫力を感じることができます。私的イチオシポイントとして、この機首部分の足回り機構です。普段見れない部分を間近で見れるのですごくおすすめです。
さらに、屋外展示エリアには、日本初の国産飛行機であるYS-11の試作一号機や海上保安庁のヘリコプターなど、名機たちが実物で展示されており、航空機に興味がある方には必見のスポットです
展望室・展望テラス
展望室と展望テラスからは、成田空港の滑走路から飛行機の離着陸を目の前で見ることができます。エンジン音の迫力が感じられる屋外の展望テラスは特におすすめです!
航空機の技術や歴史に興味がある方はもちろん、お子様連れの家族やテクノロジー好きな方にも楽しめる航空科学博物館。飛行機の魅力を存分に味わえる素晴らしい場所ですので、ぜひ足を運んでみてください。
今回伺った航空科学博物館以外にも素晴らしい博物館が日本のみならず世界中にあります。ぜひ、様々な博物館に足を運んでみてください!それでは良い博物館ライフを!
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