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誰かがやってくれるだろう

2019年。
都内某所の小学校に娘が入学しました。

そのころ私は、仕事で家を空けることが多く家のことは妻に任せきりでした。
忙しいだけでなくプレッシャーがかかることも多く、精神的にも肉体的にも余裕はなく、この上何かをしようという気力はまるでありませんでした。

PTAに関しては、妻が「役員を何とか逃れることができないか」
そればかり話していることが印象がある程度で、それ以上でもそれ以下でもなかったのです。

PTA活動を熱心にしている方々に対して、
「すごいな」と思っていましたが、全くもって他人事でした。

『自分がやらなくても、誰かがやってくれるだろう』

例えて言うならば、テレビのニュースに出てくる総理大臣を見るような感覚です。
実在しているのだろうが、実際に会うこともなければ関わることもない。
同じ学校に通う生徒の保護者でありながら、別次元で生きている人だと思っていました。

どう考えても、今の生活にPTAが入る余地などないだろう。
関わることは無理だけど、せめて、会費くらいは払おうかな。

私とPTAの距離は果てしなく遠かったのです。

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