真似したくなったら

マネされ作家の心情日記 8

このブログのテーマは模倣や盗作についてなのですが、もう8回目なんですよね投稿が。

最初始めたときは、3日坊主か3回目くらいで書くことがなくなるのではないかと、自分でも思っていたテーマでしたから、

こんなに長く書いていることに驚きです。

読んでいただいている方の中にもきっと、そう思っていた方いらっしゃるのではないでしょうか…?

そんなかんじで、ここまで書いてきたわけですが、、、

ここでもう一度何を伝えたいのかをまとめたいと思います。

≫ ブログのテーマ

先程、このブログのテーマとなっているのは、『ハンドメイドの模倣や盗作』についてです。

何年も模倣され続けてきた経験をつづっています。

ただこのテーマをご覧になった方の中には、これは模倣された辛さや恨みを書いているのだろうと、考える人はおそらく少なくないでしょう。

心情の上ではもちろん辛いこともありましたし、怒りに震えた日もたくさんありました。

これはものづくりに限ったことではないですが、

自分が真剣に向き合っている事柄に対して敬意もなく、私利私欲のためだけに模倣され盗作されることは、誰にとっても同じように怒りをおぼえて当たり前のことだと思っています。

もし、私は軽くスルーできる!という人がいたなら、

それはきっとその物事に真剣でないか、自身が本心を知らないか、もしくは知っていても語っていないだけかもしれません。

≫ ブログテーマのネガポジ

このブログで伝えたいことは、模倣・盗作の被害にあって苦しいとか、辛いといった、そういうネガティブなところだけではなくて、

もっとさきにある、ポジティブな面に向かって思考を走らせるブログにしたいと思っています。

これはもともと、ブログを開設した当初から考えていたことでした。

物事には必ず裏と表が存在し、

それならばこのハンドメイドの模倣・盗作といったネガティブな要素にも、ポジティブな面があるはずですよね。

そこが大事で、、、

例えば、社会問題でもあるいじめ行為にも同じようなことが言えます。

どうしていじめるのか?どうして模倣や盗作をするのか?…そこにはとても深い人の心情が隠れています。

自分より下に誰かを位置づけることで、その人の心の中では何が起こっているかというと、

それは安心です。

人は恐怖や孤独から逃れようと必死になります。その経験がつらいものであればあるほど、表面にでてくる感情や行動もそれに伴い大きくなる。

安心を得るためには自分が誰かより上であると思える状況が必要になってきます。

…ということは、

いじめや模倣の対象になるのは、必然的に自分より弱いもの・弱く見えるものになりますよね。

そう、、、いじめる人や悪意を持って模倣や盗作をする人に共通しているのは、恐怖心であり弱い自分です。

そしてこのような人達は、往々にしてその弱さを自身で認められない人でもあると思います。

弱い部分に向き合えない、向き合いたくない。

多かれ少なかれこういった感情は人間だれしも持っていますが、いじめや模倣といった行動に移すか移さないかは、

感情のコントロール、自制心があるかないかではないでしょうか。

これは以前にも書きましたが、想像する力があるかないかにも関わってくると思っています。

≫ ポジティブに向かうとは…

ではポジティブな面に向かうとはどういうことかというと、

ものづくりにおける模倣や盗作を問題とするならば、その行為で傷つく人をなくすこと、そしてやがては悪意を持った模倣や盗作がなくなることが解決につながるはず。

完全には無理だとしてもやはり減らしたいですよね。

自分が軽い気持ちで行ったいじめや模倣・盗作行為で、人に傷を負わせているのだと知ってほしい。

法で罰せられないから、バレないからいい、、、そういうことではないです。

こころの傷が可視化できたらどんな関係が生まれるだろう?とこの50年あまりずっと考えてきました。

もし、こころの傷を見ることができたなら、きっと自分にも他人にももっと接し方は優しくなれるのではと思います。

≫ まとめ

今回はブログテーマについていろいろ書きました。

ポジティブに向かうためには、必ずネガティブと向き合うことが必要です。

これはどんな問題も同じですよね。

自分を責めるだけもよくないけれど、自分の弱さに気付くことや改善していくことはとてもポジティブなこと。

自分の弱さを認めることは多くの人にとって辛い作業だと思いますが、その先にはもっと違う自分が待っていますよ。それは保証します。

だから、

安易に誰かの真似をしそうになったら一旦その思考をとめ、そこから離れてみてください。

また模倣しようとしてる自分…どうして?私が本当にこんなことがしたいの?私が本当に表現したいことって何だろう…?

そう自問自答してみることです。

答えは自分の中にあります。いつもね。

答えをどう出すかはあなた次第。それをぜひ考えてみてください。

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