【社労士事務所勤務経験者が選ぶ】面接で確認すべきこと4選
こんにちは、名古屋で社労士事務所を開業準備中のもちづきです🌸
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さて、本日は
【社労士事務所勤務経験者が選ぶ】面接で確認すべきこと4選
について投稿します。
社労士試験の合格発表が終わり、転職を考えている方もいらっしゃると思います。
私が実際社労士事務所で勤務してみて、これは入社前に知っておくべきことだな、と感じた点を今回ご紹介します。
1.昇給の仕方
一つ目は昇給の仕方です。
小さい社労士事務所になればなるほど、人事評価制度がある事務所は少ないと思います。
そうすると、昇給は一体どうやるのか、求人情報では判断できません。
実際、地元の社労士事務所では昇給はありましたが、入社後に
「毎年〇百円昇給します。」
と所長に言われて驚きました。
「〇百円…」
と、正直思いました。
そこでは人事評価制度は無く、どれだけ担当しても何をしても下がることは無いけど、勤続年数で〇百円昇給が決まっているシステムでした。
決められた事務作業をすることのみ求められており、自分で営業活動をしたり、セミナーをしてみたりといったことは職員はしない方針でしたので、このような昇給の仕組みだったと予想しています。
反対に、名古屋の社労士法人では人事評価制度があり、それに基づいて昇給がありました。
詳しくは書けないのですが、〇百円単位の昇給ではありません。
求人には「昇給有」と書いてる事務所が多いと思いますが、
面接ではどうやったら、どのくらいの昇給になるのか事前に確認することをおススメします。
2.社員の勤続年数構成
こちらは共通なのですが、
・勤続10年以上の実質事務所内トップ2.3が一人ずついる
・勤続2年以上はほぼいない、いても1人
・トップ2.3以外の職員は全員勤続2年未満
でした。
これがダメとか悪いとかではなく、
こうなっていると
・教育体制が整っていない
・慢性的な人手不足
という状況になっています。
そのため、「未経験だけど入社後教えてくれるだろう。」という期待を持って入社すると、「全然教えてもらえない…」ということになってしまいます。
求人には、「未経験の方でも優しく教えます。」という文章があるものが多いですが、それは求人を出している側は本当にそう思ってはいると思います。
思ってはいるのですが、実際教える時間を捻出するのが厳しく、結果あまり教えられない可能性が高いです。
しっかり教育を受けて勤務を続けていきたいと考えている方は、勤続年数が2年以上のいわゆる中堅どころの人員がある程度いる事務所が安心だと思います。
ここは求人にはわざわざ記載しないところなので、面接時に確認し、ある程度予想を自分でつけておくべきポイントです。
3.担当件数
一人当たりの担当件数は確認しておくべきだと思います。
理由は、忙しさ、残業がどのくらい発生しそうかある程度予想をするためです。
私は約30社担当していました。
ほぼ毎日給与計算をして納品をしていくイメージをもってもらえれば良いと思います。
ここに、労務相談やセミナー主催の管理も入ってきますので、実際の残業時間は毎月40~45時間はありました。
別の社労士事務所で勤務している知人は担当は10件くらいと聞きました。
残業はほぼしていないそうです。
何件だったらベストというのも、1件当たりの処理人数や内容によっても異なるので判断できかねますが、30件は結構忙しいです。
でも、その分色々経験値が増えるので良かった部分はもちろんあります。
4.業務分担制か顧問担当制か
事務所によって様々だとは思いますが、ざっくりこの2つに分かれていると思います。
以下、それぞれの特徴になります。
■業務分担制
・全顧問先の給与計算を行う部署、手続きを行う部署、労務相談を受ける部署と分かれている
(メリット)
・任された業務をとことんやり込んでいくことで、専門知識、経験を増やすことができる
・マルチタスクになりにくい
・休む時や緊急時は、他の職員に代わりに業務をお願いしても大丈夫な体制になりやすい
(デメリット)
・所属している部署以外の業務はできないので、幅広い社労士業務を経験することができない
・顧客との連絡を自分以外の人が担当している場合、顧客対応が学べない
■顧問担当制
・1つの会社の給与計算、手続き作成、労務相談を一人で担当する
(メリット)
・色々な業務を経験できる
・自分自身が顧客と密に連絡を取りあうので、顧客対応が学べる
・お客様の役に立っている実感を感じやすい
(デメリット)
・業務が属人化しやすく、休みにくい
・マルチタスクになるため、細かく優先順位を随時変更させながら業務をこなしていかなければならない
・「前の○○さんは無料でやってくれたよ」と前任者と比較されることがあり、本来は料金を取って処理すべき業務を前任者に倣って無料で行うこともある
どちらにもメリットデメリットはあります。
なので、まずは自分で
・給与計算だけとことんやりたい!
・お客様対応以上に事務処理の職人になりたい!
・お客様対応沢山したい!
と、どういう仕事をしたいのか決めてから、それに合った業務を行っている社労士事務所を探すのが良いと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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