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【日記】リンガーTシャツが思い出させてくれたこと

学生の頃、古着が好きだった。

リンガーTシャツやナイロンジャージが特に好きだった。
古着屋に行くだけでも楽しかった。

そして、社会人になった。
20代後半頃になると古着も着なくなり、さらには古着屋にも行かなくなった。

理由はある。働くようになって、私服を着る機会が学生の時に比べて少なくなったからである。

着る機会が少なくなると「古着はもういいかな」と思い、殆どの古着を処分してしまった。



先日都内に出掛けた時、突如思い立って古着屋に入ってみた。

店内に入った時にわかる、古着屋独特のあの匂い。

また、学生の頃のようにリンガーTやナイロンジャージのお気に入りを見つけるべく、店内を探し回った。

イニシャルが付いているどこかのスポーツチームのジャージや、見たことないリンガーTを探してテンションが上がった。

「あ、今、生き生きしてるかも」と思った。


いつの間にか、自分の好きなことを押さえ込んでいたのだろうか。

もしかしたら、『他人から見ていいもの』を選ぶようになっていたのかもしれない。

それよりも『自分が好きなもの』を選ぶ方が、楽しい。

周りの人は関係なく、自分の好きなものに素直になりたい。


久しぶりにリンガーTシャツ、買ってみようかな。

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