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日常

主人公の私は、電車に乗る前に、あと5分ほど時間があったので、駅前にあるコンビニで買い物をすることにしました。そこで、私は不思議な店員さんに出会ったのです。

店員さんは、男性で30代くらい。初めて会った人でもすぐに仲良くなれるような、素直で明るい性格の持ち主でした。

私は、買い物が終わってレジに並びました。すると、店員さんが明るく挨拶してくれたので、私も返してみました。

「こんにちは。今日はいい天気ですね。」

「こんにちは!ええ天気ですね。何かお探しですか?」

私は、「いいえ、このままで大丈夫です。ありがとうございます。」と返事をしました。すると、店員さんがちょっと得意げに言いました。

「よかったですね!駅前には、たくさんの人がいますからね。」

私は、そんな彼の言葉に、ほっこりとした気持ちになりました。

それから、しばらく彼と話をして、彼のことをもっと知りたくなりました。そこで、私は思い切って、彼に質問してみることにしました。

「すみません、あなたはどうしてここで働くことになったんですか?」

彼は、ちょっと考えたあと、にっこりと笑って答えました。

「実は、昔からコンビニが好きでね。コンビニって、いろんなものが揃っているし、人と出会えるし、楽しいんですよ。」

私は、彼の答えに感心しました。彼がそこで働いているのは、ただの仕事ではなく、彼自身が楽しんでいるからなのだと感じたのです。

その後も、彼とはたくさん話をして、時間が過ぎるのも忘れていました。最後に、彼から「また来てね!」と言われ、私は駅のホームに向かいました。

この出会いが、私にとってのいい思い出となりました。彼との対話は、ほのぼのとした時間を過ごすことができ、私にとって、心地よい遅刻になりました。

晴れた日の午後、私は再び駅前のコンビニに足を運びました。前回会った時の店員さんに会いたくて、ふと思いついたのです。

店内に入ると、彼の姿を見つけました。彼はいつも通り、明るい笑顔で接客をしていました。

「こんにちは! また来てくれましたね。」

「こんにちは! そうなんです、ちょっと暇だったので来てみました。」

彼は私が来た理由を尋ねてくれました。

「あ、そういえば、前回話していた、コンビニ好きの理由は何だったんですか?」

「ああ、それですか? 親父がコンビニの店長をしてたんですよ。小さい頃から、よく手伝わされてたんです。」

彼の話に、私はニコニコと笑ってしまいました。彼がコンビニ好きな理由は、家族の影響だったのですね。

話が弾んでいるうちに、私たちはお互いの趣味や好きなものなどについても話しました。彼が好きな音楽の話題になった時には、「そうそう、最近私も同じバンドにハマってるんですよ!」と私が言ったら、彼は大はしゃぎでした。

「あ、それってあのバンドですか? すごいですよね!」

そして、彼は私にプレイリストを作ってくれました。その中には、私が知らなかった曲も多く、聞くたびに心が温かくなりました。

「ありがとうございます! 今度、もっと詳しく聞かせてくださいね。」

「はい、もちろん! 楽しみにしてます。」

私たちは、お互いに時間を忘れて話し込んでいました。そして、彼がいるコンビニが、私にとっての定番のサボり場所になっていました。

このように、駅前のコンビニで出会った店員さんとのほのぼのとした出会いが、私にとっての日常の癒しとなっているのです。彼との対話は、私にとって特別な存在であり、何度でも話をしていたいと思うようになっていました。


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