見出し画像

DX云々の前に、これを改善してほしいと思う調剤薬局薬剤師の独り言

少子高齢化、人口減少が叫ばれる近年、世の中全体に「DX」という言葉が普及した。
人口減少のもと、変革していかないと日本はもう成り立っていかない、と解釈している。若者が少なくなっていくのである。

いつのまにか100円均一にもセルフレジが導入され、マイナンバーカードも推し進められ、様々な手続きが簡略化していこうとしている。

そもそもDXとは

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

経済産業省

とのこと。

これからの日本で、少ない生産人口(※労働意欲の有無に関わらず日本国内で労働に従事できる年齢の人口)になる中で、いかに生き残っていくか。

機械化をし、無駄をはぶき、効率をあげることが必要になるということだろう。

調剤薬局業界において、DX化について、かなり「のびしろ」があるように思う。
様々な非効率的な業務指針のもと、昔の伝統を大事にしているこの業界。
メールやアプリが普及している現代で、FAXがいまだなくてはならないものとなっている。

DX化、おおいに賛成です。

もともといかに効率良く!が大事な調剤薬局において、効率化、大賛成です。

そして先生、私、まっ先に効率化してほしいことがあるんです。

「厚生労働省の通知の文章」

なんですけど。

もともと理系気味の私たちが、
日々業務の時短に追われながら添付文書の速読能力を上げており、

この、通知の、周りくどく、わかりにくく、読みにくいこの文章。
結局読み手の解釈方法で方向性は割れ、
え?結局どういうこと?となるのもしばしば。

特に診療報酬改定の時。
ひいひい言いながら文章を読み、しかし解説みないと理解に苦しむのである。
わかりやすい解説してくれる世の中の方々に感謝しかない。
ありがとう、世の中の頭のいい人たち。

保険請求をしてみれば引っかかったり、引っかからなかったり。
再請求も通ったり通らなかったり。
昔返礼きたけど今は来ないやら、突然一気に返ってきたり。
地域差あったり。

全国でッ!統一してくれぇぇぇ!!って何度も叫んだ。
あっなんかこの辺保険者への訴えになってますね。
※誰かこの辺のいい解決策知ってたら教えてください(切実)

最初から、もっとわかりやすい文章で、有り無し明確に提示してもらえれば、我々まじめな人種(笑)だからそれに沿って正しく生きていくんですけど。

日本人の個性大事にして、奥ゆかしさとか、謙虚に、遠回しに、とか、
周りくどいのいらないんですけど。

もう箇条書きみたいに注意事項、インデントつけて提示してくれていいんですけど。

いっそ調剤報酬規則AIみたいなの、ほしいよね。
条件・詳細いれたら加算対象かどうか答えがぱっとでるやつ。
もちろん全国共通で。

これは有りか無しか、通知事項や疑義解釈を読み込んで読み込んで、あれやこれやと話し合うという時間の無駄。

もう歳とると文章読むの大変なんじゃ。
添付文書の速読のように読むとうまく読めないのじゃ。

こういう根本から誰か見直してほしい。
年々頭弱くなるので手を差し伸べてほしい。
我々はやや理系よりの人間なのであるから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?