赤ちゃんは愛情を見抜くプロ~毒母になりかけている私~

夫の母(バアバ)は赤ちゃんと遊ぶのがすごく上手い。
この前、保育園でお熱を出して2日間自宅でバアバに赤ちゃんのお世話をしてもらった。
私はお仕事へ。(なんせ、マタハラされたものですから極力出社するようにしているのだ)
バアバと赤ちゃんの絆が深まった。

ある日、バアバと赤ちゃんと私の3人でリビングにいたら、赤ちゃんがバアバのお膝に座った。私ではなく、バアバに。
バアバにとても懐いている。それはとても嬉しいのだが、少しさみしかった。

その後、気づいた。
ー私…赤ちゃんとろくに遊んでない…ー

夏頃に、赤ちゃんは歩くようになった。その時つわりで、私はなるべくソファーに横たわり、ぐったりしていた。
つわりなのか猛暑でバテたのか、はたまたどちらともなのか。
すごくぐったりしていて、赤ちゃんと遊ぶことなどできなかった。
離乳食とオムツのニオイさえダメだった。
なので、支援センターへ行く時以外の自宅にいる間の2人きりの時は、赤ちゃんを横目で見ながら、赤ちゃん1人で遊ばせていた。
8月終わりにならし保育、9月から保育園。
私は9月からお仕事。
9月から安定期となり、気づけば、夏よりも体調はよくなった。つわり、落ち着いたのだろう。(けれど、いまだに夜は吐く)
私は自分の体調がよくなったことに気づかず、夏の延長で、赤ちゃんを1人で遊ばせていたのだ。
……そりゃ、我が子といえど赤ちゃんなつかないよね…。

9月の私の携帯で撮影した動画に、赤ちゃんがたった1人でブロックで遊んでいる映像がある。
「かわいい♡」と思って眺めていたが、よくよく考えたら、赤ちゃん1人でブロックで遊ぶってかなり悲しい。
赤ちゃんはきっと「この人(私)は遊んでくれない」と諦めたのだ。
そう気づいた時、ブロックで遊ぶ赤ちゃんの動画が悲しくなった。
私はなんてことをー。

赤ちゃんをほったらかしにしていたのだ。
赤ちゃんは、私が遊ばない人だと諦めただけ。
諦めた上で、1人で長い時間を過ごしていたのだ。同じ空間に母である私がいるのに。

妊娠していることをいいことに、私は赤ちゃんと遊ばずにいたのだ。
赤ちゃんをほったらかしにしていたのだ。
赤ちゃんにとっては、広い広いリビングで、赤ちゃんにとっては、長い長い時間を、たった1人で遊んでいたのだ。
私は常にリビングのソファーいるのに。
赤ちゃんにとっては、精神的には1人だ。

結局、私は実の母(毒母)と変わらない。
自分が1番なのだ。

赤ちゃんだから遊ばなくたって、わからないだろう、1人で遊んでくれて、なんて手のかからない子なのかしらと心のどこかで思っていた。

私、ひどい母親だ。

赤ちゃんは愛情を注いだ分だけ、笑ってくれる。
赤ちゃんは、愛情を知るプロだ。見抜かれている。

もう妊婦であることを言い訳にせず、我が子と遊ぶ!
絵本読んだり、おもちゃで遊んだり、たくさん話しかける!

我が子、ごめんなさい。

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