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AIみちこさん 第6話(終)

*第6話から最終話まで、掲載しています。

 だんだん、日が暮れて、周囲は真っ暗になって、オレは焚火の明かりを見つめていた。
「ちょっと、冷え込んできたね。」
「さっきから寒いわ。」
「厚手ないって言ってたな。」
「うん。」
確か、パーカーがあったな。ウィンドブレーカーもあったはずだ。オレはリュックからそれを取り出した。
「ほいよ。」
「ありがとう。」

(ところで、この塊、どうするつもりなん?)
(リョウさまが寝ている間に取り込んでおきます。)
(オレ、絶対むりだぞ。)
(心配しないで下さい、今だけの仮の姿ですから。)

いったいどういうことなんだろう。でも、朝起きて、オレの見た目が変わってなければ、いいとするか。しかし、こんな泥だらけの落ち葉にまみれた塊が、本当に必要な機械なのかな。

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