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凝りもせず、心に響く言葉Ver.3

村上康彦(2023 2021初版)『ケアとは何か』(中公新書)

「私はあなたのことを理解している」という思い込みは、当事者への暴力になる危険と常に合わせである」(4頁)

「「昨日の晩、夫と喧嘩して、包丁出して、包丁騒ぎになった」とか。あかちゃんって(それを)見てるんですね」(12頁)(→翌日、赤ん坊は棒のように体をこわばらていたという)

ネル・ノディングス著/佐藤学監訳(2022 初版2007)『学校におけるケアの挑戦 もう一つの教育を求めて』ゆみる出版

「かつてほんの一握りの人たちに教えたことを、すべての生徒に教えようとして、結局、すべての生徒を不適切に教えることになってしまった」(15頁)

「私の教わった教師のほとんどは教えている教科においては優れていなかったが、私たちのことをわかっていたし、私たちと語り合っていたし、私たちを励ましていた。」(21頁)

「授業を科学的根拠に基づかせたいと思っている理論家たちは、生徒は教師が細かく言ったとおりには物事を進めたがらないことを考慮から外している。理論家たちは、生徒が学校の教科には提示されていないケアや関心を熱心に抱いていた可能性を無視していた」(29頁)

「教材の教授が教師の主要な仕事ではない」(34頁)

「教室は、生徒たちが豊かで多様な意図で正統な活動を展開し、驚きと好奇心が生き生きと働き、生徒と教師が共に生活し育ち合う場所になるべきである」(38頁)

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