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愛を失って半年の日記

愛猫を亡くしてから半年が経ちました。
政治家が税金着服していても、外国で戦争が起きていても、上司がむかついても、私は普通に働き給与を得て帰りに100均に立ちよったのに何を買うかを忘れて帰宅し、帰宅後に買うべきものを思い出し悔やみながらカレーをつまみにハイボールを流し込む。そんな普通の日常を送っています。

人生の半分以上を共に過ごした愛猫が天寿を迎え半年。
周りの人は「あっという間だね」と言いますが私はまだまだそんなことを思えず
まるで、みんなは整備された高速道路をプリウスで颯爽と走行しているのに、私は田んぼを自転車で走らされている体感。ひとりガタリンピックを半年も開催中です。(いつか佐賀県に行ってみたい。)

変わったことは不意に涙が止まらない状態がおさまったこと。写真を見ては泣き、猫の抜け毛を見つけては泣き、そばにいない事を受け入れられない日々がいつのまにか日常になり「慣れて」きました。

まったく嫌な慣れです。

しかし、猫がいないということは旅行だって外泊だって自由に飛び回れる!と思っていましたが、実際にいなくなっても定時で帰るし意味のない外泊もしない。いたって猫がいる時の生活リズムを保ち、愛猫が嫌がったので気をつけていた生活音も静かなまま。少し大きな音(卵パックのプラスチックを潰す音とか)が出る時は相変わらずベランダに出て潰してから部屋に戻っています。

身近な友人知人も時期を同じくペットを亡くされた方もいましたし、SNSを見ていたら同く大事な存在を亡くした方々の嘆きが世界中に溢れていて、見ず知らずのペットたちと飼い主さんは思いを馳せています。

みんな強い。しっかり生きている。
だから私も強くならなきゃ……!


なんて絶対に思えなくて、元々から持っている人嫌いが現在進行中で加速しています。

私はパッと見、人嫌いそうに見えない人嫌いらしいので誤解を生むこともしばしば。(でも勝手に期待して裏切られたからって文句言うなよ…ブツブツ)

先日、恋人ができそうになりましたが「もし別れたらまた辛い思いする」と付き合う前からお断りするというなんともクレイジーな行動に出てしまい、やはりまだまだおひとり様は続きそうです。大黒摩季さんの「ららら」の歌詞の意味が本当に心に染みる独身中年の爆誕です。

そして相変わらず愛猫の遺骨キーホルダーを定期入れに入れて満員の山手線にゆら出社中にこれを書いています。思い出すとやっぱり少し涙が。
最後に今の気持ちを……

猫を飼いたい
猫と暮らしたい!
猫のいる生活が欲しい!!
だけどもう一生猫なんて飼いたくない!!

そんな矛盾を抱えたひとりガタリンピックは続きます。

次は1年後更新できたら良いなと思います。
読んでくださってありがとうございました。


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