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100倍、身につく国語力 (9

(3)目が笑っていない!?(35話)


①原画(マンガ)
 

  • ②200字作文(例文) 

  •  ある朝、コボちゃんはおじいちゃん

  • とおばあちゃんの前で、大声で笑い

  • ました。

  • それから、パパの前でも大声笑うと、

  • 不思議そうな顔をされました。その

  • 後、ママの前でも同じように笑うと、

  • ママから目が笑っていないと言われて

  • しまいました。

  • 実は、コボちゃんは、

  • オネショをして、みんなに笑ってごま

  • かそうとしたけれど、ママには見破ら

  • れてしまいました。

  • ③タイトル 

  •  「目が笑っていない!?」

  • ④「落ち」についいて

  • ママは、コボちゃんが朝からみんなの

  • 前で大笑いをしているのに「目が笑って

  • いない」のに素早く気づき、コボのごま

  • かしを見破ります。「目が笑っていない」

  • というのは、文字通りに考えない方が

  • いいようです。この場合は、コボちゃん

  • がオネショの照れ隠しに笑っていたわけ

  • で、失敗を笑いで隠そうという意図が

  • あります。

  • ⑤関連情報 

  •  また、それとは逆に人がひどく怒っ

  • ているときでも、目だけが笑ている

  • ことがありますので、うっかり見逃す

  • と大変なことになるので、注意する

  • 必要があります。  このように、目の表情には

  • 人間の様々な感情や考え方を、反映し

  • ています。こういうことが、人間関係

  • を複雑にしている要因ともなっている

  • ようです。 ところで、コボちゃんは

  • ママにおねしょを見破られたので、

  • どうするのでしょうか。

  • おねしょについては、私も小学低学年

  • のころまで、ときどきフトンの上に

  • 立派な地図を描いていたせいか、子ど

  • ものときの苦い記憶として、今も残っ

  • ています。ですから、コボちゃんがお

  • ねしょをしたのをしきりに笑ってごま

  • かそうとする気持ちは、分からないで

  • もありません。

  •  おねしょは自分の力ではどうにもなら

  • ないので、眠りに入った後は「野となれ

  • 山となれ」の精神で、後は「おねしょの

  • 神様」でもお願いして、夜はぐグッスリ

  • 寝るしか方法はないかも知れませんね。 

(4)ホントはどっちなの?(64話)

①原画(マンガ)
   

②200字作文(例文)
 ある日、おじいちゃんとおばあちゃん
に来客がありましたが、その人がもう
おいとましようとしています。すると、
二人はさかんに引き止めようとしますが
、お客さんは何度も辞退(断ろうと)し
ます。ところが、コボちゃんは、その全
く逆の応対をします。
 コボちゃんは、「さようなら」と言っ
て、お客さんが早く帰ってくれることを
願っているのです。実は、お客さんが食
べなかったケーキを、コボちゃんは早
く食べたくて仕方がなかったのです。
 
③タイトル
 「ホントはどっちなの?」(本音と
  建前)
 
④「落ち」について
 コボちゃんは、お客さんに対して
「さようなら」、「またおいでくだ
さい」、「では」という言葉を連発
します。特に、2番目は丁寧な表現
ですが、実は「早くお帰りください」
ということで、逆の意味になります。

 これは、建前はあくまで丁寧なので
すが、本音では早く立ち去ってほしい
と願っているわけです。日本では挨拶
の場面でよく見られ、このため本音と
建前の社会
とまで称されてるくらいです


 ⑤関連情報
  この話の会話の流れは下図のよう
になります。

  (急ぎますので)→(さようなら)→
 (お目当てのケーキ)→ (本当の目的)

「本音と建前」や「表と裏」のような
たいしょうな関係は、子どもたちには
多分わかりにくいでしょう。それで、
「本当とウソ」などと関連づけて教える
といいかもしれません。

アナミズ (2024.02.20)

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