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アプリ事例② 服薬管理アプリ

入所施設にて各利用者様の服薬管理を行う看護師さんから、相談があり服薬管理アプリを作成しました。

【現状】
以下のような流れで服薬管理が行われていました。
①各利用者様から処方された薬を各棟を担当するスタッフが看護師に渡す
②看護師は一旦利用者様ごとに薬をまとめて保管しておく
③一週間程度を目安に1日ごとに袋に詰めて保管しなおす
④当日を含め数日分を、朝・昼・晩に分け、利用者ごとに見やすく箱に整理して準備する。
⑤食前後に各棟のスタッフが取りに来て、箱の薬を利用者様に渡す(介助する)

【看護師さんが感じる問題点】
各利用者様の処方のタイミングや処方期間が異なるだけでなく、複数の病院から処方されていることもある。
→1日ごと薬をまとめても、その段階ではまだ処方薬が手元にないことがあり、処方薬を受け取った際にまとめ忘れてしまう可能性があった。
上記②→③で、各利用者ごとにまとめたものを再度整理しなおすことが特に大変だと感じていた。

【解決方法】
⑤の服薬のタイミング毎に見やすい箱に整理することは、その施設の文化の中では服薬漏れを防ぐために必須であった為、削減することは得策ではなかった。
その為、その前段階の各利用者ごとに整理する、という段階をアプリで削減する提案を行いました。

【アプリ】
処方薬が切れるタイミングをカレンダー表記にすることで、全員分の処方薬が揃わない段階でも③の1日ごと整理を行うことができ、整理し忘れを防ぎつつ、「②の一旦利用者ごとのまとめる」という作業を削減できるようにしました。

カレンダーの下には文字でも期限間近の方の状況を確認できるように配置しています。

登録方法は、利用者名をクリックして編集画面を開き、病院名と処方期限を記載するのみです。
複数の病院から処方される場合は、期限の近いもののみカレンダーや期限間近一覧に表示されるようになっています。

使い方に慣れてこられると、メモ代わりに備考欄を使うようになってこられた為、利用者一覧のトップページに特記事項を表示したい方のみを切り取って表示するようにしました。
表示の切り替えは一覧上のチェックボックスをクリックするのみです。

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