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大掃除の心得~『ノルウェイの森』から

こんばんは。
2023年もあっという間ですね。

みなさん、大掃除はされましたか?
私は明日する予定です!

私はあれもこれもと思って、物が捨てられなかったり、逆にパッケージとかを取っておいたりするタイプなので、大掃除は大の苦手です。

小説に関しても、気になったところは一行一行書き出してノートを作り、自分のものにしようとしているのですが、最近、どこに何を書いたのかが分からなくなってきています(笑)

そんな私の小説まとめノートを振り返っていると、大掃除に合うフレーズが見つかったので紹介します。

「手紙なんてただの紙です」と僕は言った。「燃やしちゃっても心に残るものは残るし、とっておいても残らないものは残らないんです。」(p.290)

村上春樹『ノルウェイの森(下)講談社文庫

燃やしても心に残るものは残る、反対にとっておいても心に残らないものもある。深いな~と思いました。

これを読むと、つい取っておきたくなるものも、「捨てても心の中で保存されているだろう」と思うと、捨てる決心がつきそうです。

反対に、前からとっておいているものも、おいている安心感から思い出さないことだってあるのではないでしょうか。

以前、小説の気になったところを一行一行書き出していると、「本は書いておかなくても印象に残るものは残る」と家族に言われたことを思い出しました。どうやら本当に大事なものは実体がなくても、覚えられるみたいです。

なかなか捨てる決心がつかない方は、大事なものは心が覚えていると唱えて、大掃除をしてみるのもいいかもしれませんね。しかし、生活必需品も間違って捨てないように、、、

大掃除がまだの方、一緒に頑張りましょう!
よいお年を!


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