何を売るのか

一口に販売職といっても様々で、お客さんが購入商品の選別を自分で判断でき「これ下さい」と持ってくる販売と「どれが良いですかね?」と商品についてお客さんからアドバイスを求められる販売です。
前者は比較的安価な物が多く、後者は高額な物の場合が多いでしょう。
又、安価なものから高額まで取り扱うミックスの場合もあります。
自分がどのタイプの物品を扱いたいのか、まずそれを考えてみましょう。
当然ですが、高額品の方が一件の成立に対しての売上額は大きく、仕事の遣り甲斐と責任が大きくなります。
自分は何を売りたいのか、まずはそこから始めて下さい。

今現在販売職についていらっしゃる方は、取り扱い商品について再度検討してみて下さい。
検討項目は5つです。
①説明が必要な商品か否か
②売れているか
③世の中に需要はあるか
④人の役に立っているか
⑤その物品が好きか

ここでは、商品説明が必要な比較的高額品の販売について書いて行きます。
当然ですが、金額が高ければ高いほど、売るのは難しくなります。
それをどう売っていくのかを書いてみたいと思います。

取り扱い商材は上記5つのうち、①以外の4つに該当しているのが理想です。
このどれが欠けても、売りにくくなります。
アパレルの場合は、嗜好品の傾向が強いので④が無くても大丈夫でしょう。
まずは現在売れているのか、今後も需要があり売れ続けるのかが大事です。
好きでも売れない商品の販売は、モチベーションの維持が難しいです。
個人営業でもない限り、売れない商材を取り扱うのは、販売の上手な人でもなかなか結果を出せません。
なので、まずは取り扱い商品の厳選をするのが良いです。
そもそも売れる商材、少なくとも今売れている商材やメーカー商品にターゲットを絞って下さい。
どれほど自分が好きで、良い商品だと思っていても、売れていない商材の取り扱いはダメだという事です。
好きは好きで、個人的に愛用すればよいのです。
何故、これを強調するかというと、販売職の離職の理由が『暇すぎて辛い』というものが少なくないからです。
『売れない=暇』これが仕事へのモチベーションを下げ、負の連鎖を引き起こし、ついには自己否定にまで発展し、精神を病むことにつながったりします。
仕事は忙しいくらいで丁度良いのです。
加えて、個人の能力に大差は有りません。
逆に言うと、個人の力ではどうにもならない状況が多いという事です。
それでも、同じ状況下で売れる販売員と売れない販売員というのが出てきます。
その差は、個人レベルで改善できる『仕事に対する意識』と『ほんの少しの工夫』と『人となりと運』です。
少しスピリチュアルも加味して、これらの事を今後細かく書いて行きます。
興味のある方は、是非ご購読なさって下さい。


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