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しし座流星群に込めたイラストを描く

2023年11月18日から19日までしし座流星群のピークということでこのイラストを描きました。

私はイラストに星空をよくモチーフにするのですが、特にこのしし座流星群には思い入れがあります。

それは私が流れ星はマンガや創作の中の出来事としてしか思っていなかった小学生の頃。

流れ星が多く観られる流星群があるということを知って「現実でも流れ星が見れるんだ」と、とても驚きました。(この頃の私、視野狭すぎ…)

特に自分の太陽星座であるしし座の流れ星ということで小学生のテンションはMAX状態!

絶対その流れ星を観たいと思っていると、流星群が観測されるのは夜中の2時頃。

当時、夜中は夢の中にいる私にとって夜中に起きているというのは最大の壁でした。

その日はなんとか家族に起こしてもらうことになったものの、ちゃんと起きられるか不安でした。

観測日当日の午前2時前、母に起こしてもらってなんとか起き上がり、祖父と一緒に家の外に出ました。

11月の夜の外は寒かったけど、明るい内に観る景色、真夏の夜に近所の人達と花火をする景色の雰囲気、そして冬ではないひんやりした秋の夜の景色が似ているようでどこか違う雰囲気にそれがなんとなく非現実に感じてとてもワクワクしていました。

流れ星は夜中ずーっと起きていないと観られない、特別な天体望遠鏡がないと観られないと思っていた私にとって、さすが流星群と言わんばかりに空に次々と流れていく星にとても感動しました。

『流れ星に3回願い事を唱えるとその願いが叶う』という言われも、このスピードじゃ絶対無理でしょと思うぐらい早くて一瞬の出来事でした。

外に出てすぐ流れ星が観られた体験はひとつの夢が叶ったような、本物をこの目で観たという今で言うところの成功を体験することができて、私にとって特別な思い出のひとつになりました。



とは言いつつ、この当時に観たしし座流星群が特別なのは、今はお星さまとなった祖父との思い出だからでもあります。(2頭のライオンもそれに重ねています。)

夜中に起きて流れ星を観たいと駄々をこねた孫とわざわざ夜中に起きて一緒に外に出てくれた祖父は私にとって孫に甘くてとても優しい、大好きな人です。

もうすぐ祖父の1周忌なので、あなたの孫として生まれて私はとても幸せです。という気持ちと込めてこのイラストを描きました。

こういう個人的な感情をイラストにのせるのは重く受け取られないか心配であまりやらないのですが、たまにはこういうのもアリなのかな😅


しし座流星群

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