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ネガポジと自意識

人間みんな波がある。
いつも同じテンションを保ってる人なんていない。
と思ってたけど。
なんかそうでもないぞ?と気づいたのは中学生の時。
いつ見てもポジティブな人がいる。
いつ会ってもネガティブな人がいる。
そしてネガとポジを行き来してバランス取る人がいる。

たとえば、国語の授業。
順番に朗読することが多かった。
それが嫌すぎて学校を休む子がいた。
「何でみんなの前で読まなきゃいけないんだ恥ずかしすぎる」と。
たとえば、体育の授業。
マラソンが嫌すぎて学校を休む子がいた。
「どうして校外をジャージで走らなきゃいけないんだ恥ずかしい」と。
これらはネガとかポジとは、ちょっと違うと思われるかもしれない。
でも両方とも根底にあるのは「笑われたらどうしよう」という後ろ向きの不安からきている。
なぜ言い切れるかと言うと、どっちも私のことだからだ。
今から思えば、全く大したことではない。
でも中学生にとっては、人生終わるくらいの大きなことだった。
常に「失敗」のほうへ考えてしまって、この世の終わりくらいに落ち込んでいた。

が。

やっぱり違うな、これは。
よくよく振り返ってみると、どうやらこれは。
中学生特有の、青臭い自意識なのでは。
生まれて十数年しか経ってないのに、世界の全てを知っているという勘違い。
大人なんて、みんなバカでくだらないという、大きな思い上がり。
自分は人から笑われるような人間ではない。そういう自意識。
いや、ネガな部分もあると思う。
でもそれを上回る過剰な自意識だ。ああ恥ずかしい。
誰もが通る道だけど。
だからと言って、なかったことに出来るようなものでもない。

あー恥ずかしっ。
一体あれは何なんだろう。
成長するのに、どうしても必要なんだろうか。
…そうだろうな必要だな。
「自分は大した人間じゃないし特別な存在でもない」と知るために。

とりあえず、担任だった先生方。
お疲れ様です!
青臭い自意識で手こずらせてごめんなさい!

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