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大学生が、フリマをやってみた話。②

大学生が、フリマをやってみた話。②

「やってみたい」を最初に思ったとき。

さて、今日からはフリマのお話。

私がフリマをやりたい!と思ったのは、
実はアパートで一人で服を整理しているとき。

もう着ないけど、捨てるのはなぁ
せっかくならほかの誰かに着てもらいたい
そんな思いをSNSに投稿したのがことのはじまり。
案外普通。
でも何かのはじまりってそんなたいそうなものじゃないです。

これが2021年、秋のこと。
でも、すぐにはいろいろ行動できなくて、
寒い冬がやってきてしまいます。
部屋の片隅においやられた紙袋。
中には、フリマで売りたい洋服たち…
まるで、す〇っこ暮らし…ごめんな服たち。

「やってみたい」をことばにする。

そんな何も始められていないなかでも、
大事にしていたことがあって、
それは「フリマやりたい」をいろんなひとに言うこと。

当時からお世話になっていたボランティア先の人
その友だち、家族、大学の友だち…
「私、今度フリマやりたいと思ってるんだよね!」
とまあ、
フリマやりたい人間になっていたわけです。

「やりたいことは、口に出したほうがいいよ」

悩める子羊だった、はたちのとき。
コロナ禍で、大学の寮でオンライン授業をうけていたはたちのとき。
その夏に開催していたリアルのイベントに参加した、はたちのとき。
そのイベントを主催していた方のことば。

それまでは
「無言実行」が最高にかっこいいと思っていました。
だって、言ったのにやれなかったら
「あいつ、言ったのにできてない」ってなっちゃうじゃないですか。
それは、当時の私にはとんでもなく恥ずかしいことだった。

言って自分を駆り立てて、実行をする?
言わないでやったほうが、かっこいい?
うん、そんな考えもあるかも。

でも、その人の視点は「人とのつながり」だったんです。
「やりたい」を聞いて、覚えてくれていた人が、
「こんなのあるよ!」と人やものにつなげてくれるかもしれない。
そうやって、「やりたい」ということばが、
どんどん現実味をおびた、形につながっていく。

イベントからの帰り道の車内できいたその話は、
私のなかで、革命でした。やりたい宣言革命。
しかも、「やりたいです」というだけなら、
今すぐにでもはじめられる。
だから、言い続けました…。

「フリマやりたいと思ってるんです!」

お祭り大好き、な私の話。

なんで最後はいっつも、自分の話になっちゃんですかね…。
もう、興味なくても、お付き合いくださいね。

私は、恐らく天性なんですが、
「お祭り」がものすごくすきなんです。

どれくらい好きかというと、
近所で開かれていた夏祭りの全日程を把握して通いつめ、
高3の文化祭は、受験勉強そっちのけで演劇にひた走り、
大学生では、学園祭の実行員会にもはいったり。
あれ、エピソード弱い…?
まあ、就活のPRでもないし、その辺はいいのです。

とりあえず、家族から「お祭り女」と言われるほど、
お祭りやイベントがだいすきなんです。
準備して形になっていく過程も、
前日の夜の大忙しな感じも、当日のがやがやも。
準備してきたものを、楽しんでくれる人がいることも。

だから、思ったんです。
フリマを通して、楽しんでくれる人の姿をみたい。
いらなくなったものを解消する場、だけじゃない場をつくりたい。
それは、最大限に、ワクワクすることで、
コロナで大学の学園祭を中止によぎられた私にとって、
最高な機会だったんです。

でも、「だけじゃない場」って、
そもそも「場」って、難しいですよね。
次は、その話をしたいと思います。

2023年2月14日 バレンタインデーの昼下がり


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