僕の東大受験~数学編④~

お久しぶりです。暇は暇だったのですがこの存在をすっかり忘れてました。

てことで今回は数学編の④ですね。
早速休校期間のお話の続きから。

前回はスタ演を始めとしていくつかの参考書を紹介しましたね。今回も参考書紹介はあります。

まずはこちら


「微積分基礎の極意」でございます。勘のいい人はそろそろ気付き始めたと思いますが、この時期僕は大量に東京出版から出ている、大学への数学シリーズを買いあさってます。
どれも中途半端になってしまうんですけどね(参考書の買いすぎ、ダメ、ゼッタイ)

こちらの参考書。その名の通り微積分の基礎の極意について触れていますが、意外に極限についても多く扱っているのです。まぁ極限を理解せずに微積を理解って何?って話なんですが。

第一部は極限、微分、積分の簡単な計算問題が多く収録されています。簡単といっても色々テクニカルなことも書かれているので、計算が重要にもなってくる数Ⅲの微積分野では非常に重要なパートであると思います。

休校期間はこの部分をメインにやっていたと思います。

第二部は豆知識的なことがずらっと並べられています。豆知識といっても、極限、微積における禁忌事項から、有名事実、傘型分割法を始めとする様々な、計算を楽にする技術、と非常に多岐にわたっています。

ここら辺は高3含めて暇なときにちらちら見ていましたね。最もテクニカルな部分は最後まで覚えることなく、へー凄いなぁ、くらいでしたけど。

第三部はテーマ別に数Ⅲの極限、微積分野の典型問題がずらっと64問並んでいるところです。とりあえずこれは最低限解けていたいよね、って感じの問題がそろってます。これは後に述べるのですが、小学生の時から通ってた地元の塾でやってました。詳しくは後程。

まぁこんな感じに、決してこれだけで東大レベルまで、とは言わずとも極限微積の確固たる土台のためには必要不可欠な参考書であったと思います。

次でひとまず参考書紹介には区切りをつけます。

こちら「月刊 大学への数学」でございます。

こちら、なんと高2の1年間購読していました。
毎月内容が変わるので、紹介するのは難しいのですが、簡単に言うと月ごとにテーマが決まっており、それについて色々な角度から解説をしたり様々な問題を提供してくれる感じです。

もちろんそのテーマ以外にもコラムみたいに、多岐にわたる数学の話題を提供してくれます。

ただ、僕がこれを購読してた1番の理由は「学コン」ですね。
学コンとは、月刊大数の一番後ろについてる問題を解き、それを郵送で送り、添削をしてもらう、というものです。

ただそれだけではなく、成績がいいと、なんと、なんと!雑誌に名前が載るのです!
ここまでnoteを読んで下さった方はお分かりかと思いますが、僕はかなり自己顕示欲、承認欲求が強い類の人間です。そりゃあ成績優秀で名前が載るなんて聞いたらやらないはずのない人間なのです。

ただ同時に僕はかなり飽きっぽい人間です。1年購読したものの、演習問題をまともに解いたのは8月くらいまで。学コンを解いて送ってたのも11月くらいまででした。

何度か名前が載ることはあったのですが、それでもやはり飽き性には勝てませんでしたねぇ。それでも面白い記事などはよく読んでました。完全に雑誌として扱ってましたね。

まぁ参考書紹介はここら辺にして。とにかく、ここまでに述べた多くの参考書を休校期間中に買いあさって、上に述べたようにちょくちょくやっていましたね。

ここでびっくりしたのは、この時期、僕普通に週70時間以上、コンスタントに勉強してました。もちろんそうじゃない時もありましたがだいたいそれくらいでしたね。

そりゃ嫌でも成績が上がるわけです。
ところで、なんでいままでそんなに詳しく、いつ、どんな参考書を、どれくらいやってたか覚えてるんだ、って疑問に思った方、いるのではないでしょうか?

良い疑問です。もちろん覚えてたのではなく。記録していたのです。「Studyplus」通称「スタプラ」というアプリを使って。

このアプリはですね、自分で参考書や問題集、さらには授業などを登録し、それを時間やページ数単位で記録することができるアプリです。
この利点は単純で、勉強量を可視化できる点にあります。しかも、教科ごとにカテゴリーを分けることができるので、教科間の偏りも見ることができます。

また、友達とffの関係(フォロー、フォロワーの関係)になることで、お互い何をどれくらい勉強したのかを見ることができ、とても刺激になります。

もちろんYK君を始め、僕の友達のほとんどはやっていましたね。とはいえ、僕たちの勉強内容はかなり似通ってましたね。如何せんお互いに情報交換しながら勉強していましたから。

話を戻して。休校期間もめいっぱい勉強してた僕ら。特にこれといった出来事はありませんでしたが、ちょくちょくLINE電話をつないでYouTube上の整数問題を解くことは相変わらずやってましたね。放っておいても問題はどんどんネット上にあがっていたので。

僕らの高校は6月から学校が再開しました。
高2になり、クラス替えが行われ、僕ら勉強ばっかりしてる組は、僕とW君が同じクラスになり、それ以外がもう一方のクラスになりました。

中学からの内部進学組は2クラスしかなかったので、一人きりになることはないと思っていたのですが、まさかのW君と二人きり。
ここからしばらく僕は彼とばっかりいる高校生活になりましたね。

ちなみに、休校期間が終了する直前、僕は急性虫垂炎、通称「盲腸」にかかり入院していました。今はコロナ患者の急増で、入院することがままならない状態ですが、その時は意外にも平気だったんですよね。

あまりにも痛くて何事かと思いましたが、とりあえず痛み止めを点滴で入れて、しばらく流動食を食べていましたらとりあえず治りましたね。「1回目は」

2回目の話はまた後で。ただ、この盲腸になったのがすごいタイミングが悪かったんですね。なんと、退院がちょうど休校期間終了の直前。心底タイミングを恨んだ記憶があります。

まぁこのせいで、休校期間明けもしばらくは部活に行けなかった(運動禁止)のですが、その間も着々と勉強してましたね。

typeで数Ⅲをやり、ひたすらスタ演でⅠAⅡBの演習、たまに分野別演習としてキソゴク(基礎の極意)、解法の探求、月刊大数をやる。という生活が続いてました。

もちろんこれは数学の話で、それ以外の科目もちゃんとやって今したが、その話はまた今度。

そして、実は高2になって学校行くモチベが一つ増えたのですね。
今回はこの話で終わります。もはやただの雑談ですが、非進学校でも学校へのモチベはなくはない、ということで紹介しますね。

それが数学の授業。数学の先生が高2になって変わったのですが、その先生がすごい方だったんですよね。噂によると理科大を首席で卒業したらしく。

数学の1番上のクラスを担当してくださったのですが、1番上にしてもかなりぶっ飛んだ内容をやって下さりました。

一番始めの授業でいきなり、「関数とは何か」について書かれた自作のプリントを配布。その頃はまだ数Ⅲなんて先でしたが、逆関数などもしっかりと述べていました。

また課題は「普段数学を勉強しているものを提出。何でもよし」でした。
学校指定の併用問題集は「嫌い」だったらしく、(まぁ確かにただひたすらに計算をするだけの中身だったので)やらなくてOKでした。

また授業もかなり自由な感じで(人に迷惑が掛からなければ)前で解いてって言われたとき以外は、基本自由にやりたい問題をやっていいという感じでした。

また使う教材もちょくちょく、昔の月刊大数をコピーしたものを配布したりなどかなり高度なことをやった記憶があります。

特に数Bをメインで教わったのですがその影響はかなり大きく、YK君もこの間「あの時の先生のおかげでベクトルと数列が好き」と言ってました。

正直僕ら以外のメンバーはかなり置いてかれ気味で、1番上と真ん中のクラスの入れ替わりは激しかった記憶があります。

そしてその先生との関わりのもう1つは「ゼミ」でした。

僕らの学校では、僕らの代から「ゼミ」と称して、自分の好きなことについて調べたりして、レポートを書く、という総合の授業がありました。非進学校でもそんなことをやるのか、と思った人。多分想像と違います。

大体のゼミはただ調べ学習をして終わり、みたいな感じだったと思います。
もちろんゼミとして集まりはあるものの、個人での活動がメインなので真面目に調べたりする人もいますが、結構適当にやってる人が大半だったと思います。

少なくとも、好きなことを探求!という感じのゼミはほとんどありませんでした。僕ら数学ゼミを除いて。

ゼミの話は今度詳しくするつもりですが、僕ら数学ゼミはとにかくやる気に満ち溢れていました。そして、その担当の先生が、あの数学の先生だったのです。

僕らが○○について興味があると言えば、海外の論文なども含めて色んな情報を提供してくださりました。
尊敬する先生がそうやって献身的にサポートしてくれるもんですから僕らもかなり熱が入るわけですね。

ただその温度差は他の科目のゼミとかなりあったらしく、僕らが「ゼミがあるなら学校行こう!」という感じだったのに対し、多くの人は「ゼミがあるなら行きたくない」という感じだったそうです。

とにもかくにも、学校に来るモチベが幸いにもあった僕らは、あまり休むことなく学校に行っていました。もちろん僕は部活がなければもっと休んでたと思いますが、それでもこうやっていい先生がいるっていうのはかなりいい要素でした。

一時期学校に行く理由部活しかなくね、と思ってやめようとした時期があった僕としてはすごいありがたかったです。高3では学校をやめなくて良かったと思える出来事がいくつかあったので。

もちろん良い先生なんて圧倒的マイノリティですよ。理科編はかなりやばい先生が数名出てくるのでご注意を。

とりあえず、最後は雑談だらけになりましたが、今回はこの辺で。では、感想お待ちしております。
次回も是非、読んで下さい!


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