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ノマドニアDiary#14

嘘みたいなほんとの話

今日は4月1日。新年度がスタートする日であり、エイプリールフール。
昨日の夜から私、ゆーちゃん、なっちゃん、しゅまを、よーすけくんの5人でシェアハウスを始めた。一棟まるっと貸切でとっても広くていい感じ。
シェアハウス生活1日目の朝は朝からハプニングの連続だった。
まず朝起きてスイッチを押しても電気がつかない。部屋のエアコンもいつのまにか止まっている。このシェアハウスだけ停電していたみたい。まだ日が昇る前に目が覚めたメンバーはそれぞれスマホのライトをつけながら動き回っていた。ふとゆーちゃんが気づいた。
「停電してるってことは門開かないんじゃない?」
このシェアハウスには入り口にスイッチで開く自動の門がある。いやいや、まさか門が開かなくなったら出れなくなるから、そんなことはないでしょと思っていたけどゆーちゃんの予感的中。スイッチを押しても門は全く開かなかった。すぐさまスタッフの人にしゅまをがメールで連絡。
「8:30までに来てくれるって」
講座が始まるのは9:00から。なんとか間に合うと思って安心してそれぞれ朝の準備をしたり、昨日買ってきた大きなヨーグルトを分けて朝ごはんを食べたりして待っていた。でも8:30になってもスタッフさんがくる気配がない。「40分まで待ってみるか」「あと5分待とう」待っても待ってもスタッフさんは来ない。でももうすぐ講座が始まってしまう。結局乗り越えられそうな高さの塀を乗り越えて講座に向かった。乗り越えられそうと言っても自分たちの身長より高くて飛び降りた時によろけて膝を擦りむいたり、手に小さなケガをしたりしながらシェアハウスを脱出した。
もう歩いて行くには時間がなかったからGrabのタクシーを呼んだけどなかなか運転手さんが来てくれない。そんなことをしてるうちに雨まで降ってきた。なんとか数分遅れで会場に到着できて、急いでパソコンを立ち上げようと思ったのにパソコンがうんともすんとも言わない。
え、このタイミングで?
講座も2週間あるのに?
しかも日本みたいに直せる場所が至る所にあるわけじゃないバリ島で?
もう頭の中がパニック。とりあえず講座は隣の人の画面を見せてもらって話を聞くことしかできなかった。
講師のたくみさんには申し訳ないけど内容がほとんど入ってこなかった。ごめんなさい、たくみさん。そもそもWeb制作は私には向いてなさそうです。他の講座に比べてたくみさんの言葉がどうしても頭に入ってこない。言葉が滑って意味までとらえられなかった。せっかく教えてもらったのにという思いは拭えないけど「向いてない」という感覚がつかめたのもひとつ学びなのかも。

腹が減っては戦はできぬ

講座が終わってホリさんにパソコンの修理ができるかもしれない場所を教えてもらってご飯を食べた後にそこに行くことにした。明らかに自分のテンションが落ちてることが分かる。日本じゃない場所でパソコンが使えなくなるかもという不安に襲われてたけど、ずっと行ってみたかったWetimes cafeでペペロンチーノを食べているとだんだん元気が出てきた。大丈夫。パソコンがなくても死なないし、助けてくれる人はたくさんいる。こうして美味しいと思いながらご飯を食べれているなら大丈夫。ありがとうペペロンチーノ。

たいていのことはお腹いっぱいご飯食べれば
なんとかなる

地図を見ながらお店を探して店員さんに相談すると1日預かって修理してみるとのことだった。ここのお店で無理だと言われたら空港があるデンパサールの方まで行かなきゃならなかったからラッキーだった。

丸ごとライチとJapanese anime

せっかくだからとビーチまで続く道を散歩して目についたカフェに入って休憩することにした。鮮やかなオレンジ色の壁の店内でライチティーを頼むとライチの果肉がごろんと丸ごと入っていて嬉しくなった。
ふと聞いたことがあるメロディが聞こえた気がして耳を澄ますと大人気アニメワンピースの作中曲が流れてた。そのあとも店内BGMを聞いていると千と千尋の神隠しの音楽が流れたり、紅蓮華が流れたりと耳が懐かしかった。まさかバリ島で「残酷な天使のテーゼ」を聞くとは思ってなかった。勇気を出して店員さんに「日本のアニメ好きなんですか?」と聞いてみたら「そうだよ、日本のアニメが好きでいろいろ観てる」と答えてくれた。プーマとモデルニカルフィがコラボしたスニーカーがあることや好きなアニメを教えあってとても楽しい時間だった。さすが、ジャパニーズアニメ。

ごろんと入ってたライチがご褒美に思えた

朝から嘘みたいにいろんなことがあった1日だった。
「バリに来てからなんもない日がないね」となっちゃんが言っていた。確かに。明日はどんな1日になるのかな?


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