美しいものをみた

40代50代の涙をみた

カフェにいる二人を見た
それは暖かいものだった

2人の心の距離が近づくのを見た

言葉にならない笑顔と声を聞いた

彼からのプレゼントを開けた
腕に付けてくれるところを見た

涙しているのを見た
嬉し涙を見た

2人の今までの道のり、ストーリーを感じた

手を取り合っている姿を見た

それは互いに必要で
支え合っているように感じた
相手へ尊敬や感謝の気持ちを感じた

そんな2人に目を離すことが出来なかった

開いた箱にリボンをかける
彼女はそれを上手く結べなかった
それを見て彼が結んだ。
初めよりも不細工なものだった


しかし、彼女は笑った。
美しく映ったからだ
彼の想いが伝わったんだ
特別を感じたから

彼の透明な不純の愛と不格好さに笑った

そんな形を2人で積み上げてきたから
笑いあえたのだろう

他の人なら残念に思うほどだったから

でも私にはそれが尊く、美しく写った。
孤独な世界を生きる私たちは
時に心を通わせ、支え合い、分け合い
二人だけの世界を生きる。

いまは2人の世界が完成した瞬間で
それは何にも変えられない輝きをもつ。

発掘時はただの石ころが
丁寧に磨かれた
ダイヤモンドになるみたいだ

淡くて甘い、
他人は映らない特別なフィールド。

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