水商売の女をちょっとだけ経験してみて思ったこと(体入のみ

①男はエロいことばかり考えている。
昼の世界では考えられないレベルでナチュラルに下ネタのオンパレード。
最初はひいたけど普通にユーモアある下ネタは超楽しいことに気が付いた。
(話がおもんない人の下ネタはまじでつまらない)

②男はうっすらと水商売の女をバカにしている。
普通に飲みに行って男の人に出会って奢ってもらうシチュエーションあると思いますが、それとはかなり異なります。
まずお金を払ってるんだからもてなしてもらって当然だろ、という感覚がある。なので、私的に水商売は最初からちやほやしてもらう場所だと思っていたのですが、そういうリアクションを取るのは、
水商売に付き添いできた人が多く、常連のお客さんなどは、簡単に人をほめません。「もてなしてみろや」という感じなので、外でもてなされる側に慣れている人にとっては驚くでしょう。

③水商売はドール(人形)でいることを求められる。
性欲を刺激するそして綺麗に横にいて、盛り上げるところで盛り上げるという役割なので、自分自身が人形で商品だという感覚になってきます。男の人に馬鹿にしたような態度を取られても顔に出さず、「え~♡」という感じで、馬鹿っぽい天然な女を装い、男のプライドを決して壊してはなりません。普通に飲みに行くと男女で対等な関係性が築けますが、水商売は、男女で対等な関係というよりも、こちらがもてなす側で、お金を頂いているので、なんでも聞く、という方が近いです。

④姿勢を崩してはならない。
私は喜怒哀楽が激しいので、姿勢が崩れる事が多いのですが、一流の人は皆背筋が整っています。姿勢を崩さずに、お客様の接待の場に花を添えるという印象が大きく、場を支配したいとか、盛り上げたいとか思ってしまう自分にとっては、結構しんどい仕事だと思いました。


⑤水商売一本だとさすがに社会性がきつい。
まず、男の下ネタにのって、うっすらと見下されて、男に花を添えるという仕事をしていると、自分の役割が、下ネタにのってエロい目で見られて、なおかつ花を添えることになるので、社会性とのギャップがすごい。
若かったらいいと思いますが。


ちやほやされながらも自己肯定感がどこかで下がる特殊な環境

うっすらと見下す客もいますが、それなりに女性としてちやほやされるので、自己肯定感が上がりながらも、大切な何かを失っているという感覚。
女性として美しくいたい、綺麗でいたい、女性としての最高峰を目指したいみたいな人にとっては自分磨きとしては良いかもしれない。
自分を商品として割り切れるならば良いかもしれない。

けど、相手にするお客さんで特に常連の方は、変わった人が多い。
また、それなりの地位の方であっても、普通に飲みの場で出会うパターンと、自分が水商売をしてて飲みの場で出会うパターンは大きく異なります。常連であればあるほど、両者のギャップは大きくなるでしょう。

付き添いで来るようなお客さんは一般的な感覚を持ち合わせる良い人が多いです。

それでも、やっぱり夜の世界だけで働いていると、男の社会の話についていけないし、男がそういう女を見下すというのも分かります。
夜一本だと、本当の最高級クラブなどではない限り、
鳥かごの鳥のような感じで、見える世界が、男の下ネタ話にのって
媚びて、女として可愛がられるという事が仕事になるので、
世界が狭くなるでしょう。

大学生の間だけでもラウンジで働くのは悪くないと思いますし、
男ってこういうものなんだと思ったら、
どんなに会社で偉そうにしている上司も、
エロい事考えてんだなと思えますし良いかもしれません。

水商売は、経済や政治の話を聞いて社会勉強になるとも言いますが、
それはどうなのかなーという印象です。

またちやほやされても、17、18の小娘なら良いですが、
自分は調子に乗ってはいけないと自戒の念を持たないと、
自信過剰な勘違い女が爆誕しかねないので、結構きついです。

女性として自分を磨きたいみたいな人にとっては良いのかも

それから、思ったよりも世間の男は、水商売の女を馬鹿だと思ってます。
今の時代だと、水商売の女=特に銀座とかですと、東京カレンダーなどで
特集が組まれたりして、女性としての美しさをフィーチャーされがちです。
実際に齋藤薫さんの本でも、銀座の女の美しさに焦点を当てたコラムもあります。男性から見てのモテるとか美しさを身に着けるには良い場所だと思います。その面もおおいにある!

ただ、水商売の女に対して(銀座などは分からない!!!高学歴で美人が集う場所は分からないが!)うっすらと「金払ってんだからもてなせや」みたいな感じで、見下している人がフロアの半分くらいの人でいるのも事実です。
そこで、そういう人々を自分のファンに出来る自信がないときついと思います。また、おかしいお客さんもいます。昼の世界では話を聞いてもらえないんだろうなというような、話が面白くない人や、
モテないが故に、下ネタをとりあえず言いたいみたいなタイプの人などがいます。お金を払ってんだから色々やってくれんだろ、みたいな人も中にはいると思います(店による)
まともで話が面白い人についた時は楽しいですが、そういう人は普段色々な人と話したりしてるので、接待の付き合いで来る程度です。
だから思ったよりも良い男の人に出会えない可能性もある気がします、、、、。なので、出来る事なら場末のスナックではなく、最高級のお店に行った方が良いです!それも結構難しいのですが!!

観察眼が養われる

あと、メリットとしては、人を研究して観察して分析できるようになります。
ああ、こういうタイプの社長ね、とか
この発言は、あえて卑下をする事によって、冗談として扱われて
持ち上げられたいんだ、とか
分かります。

自分を嫌いにならないように、資格を取るなり、
男と対等に会話するレベルの勉強はしつつも、
女性として女として自分を磨きたいならば、水商売もありだと思う。(場所は選ぶ必要がある。)
ただし、ちやほやされながら女性としての美しさをゲットできたとしても
同時に何かを失う特殊な世界。
なので、その失ったものをリカバリーできるくらいに、
貯金や資格や昼職でのビジネスなどでの実績が必要。

と思いました。

結論
・夜一本は駄目(年いけばいくほど)
・最高級の綺麗を目指したいなら良いのでは(高級な店に限る。)
・うっすらと見下されながらも、ちやほやされるという特殊な世界。
・空気は読めるようになる。
・男の本性が分かる
・自分の容姿レベルが男の反応などで露骨に分かる
・男はデフォルトでえろい。

私はやらない

結論として私は水商売はやらないかなという感じですね。
それならば普通に飲みに行って飲みの場で
交流を楽しむ方が良いかなーと思いますね。


ただ、話すのは好きなので楽しかったです。
楽しいけど、ちやほやされても
心のどこかが、失われるような感覚になりました。

自分を商品だと思って
男の人に媚を売り続けるのは、
結構、感覚が麻痺しちゃいそうで。

媚びを売ってお金にする技術を
身につけても
その資産価値は、
何年減価償却されていくので。。

気持ちいいんですけどね。
人を支配してるというか、思いのままに
動かしたり、
ナマモノみたいな
移りゆく心の機微みたいなものに
触れて、
それに寄り添ったり離したり
そういうやり取りは、
とっても趣深いです。


まあ、美しくはなれそうですが!

まあ、面白い世界ではありましたね。







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