見出し画像

女1人で生きるつらさ③可愛げのない新社会人爆誕

前回は就職についてと女社長の豪胆さをみた。今日は同期との扱いの格差について書く。

洗礼の儀を通過し、私はこの会社で10年ほどして転職した。
女社長の期待に応えられなかったが、その女社長もそのころには会社にいなかった。

結局転職したのだが、これまでに体験した性別も関係することを何回かに分けて紹介したい。

例1、同期間での扱いの差

これはどこにでもある話だが、同じ条件の初対面では、容姿で扱いに差が出る。
違和感はあったが、先輩達からもう1人の同期は可愛い後輩だったようだ。

同性で、容姿端麗、才色兼備、真面目、天然、すごい同期だ。
本人とはお互いに仕事を真面目に頑張り、切磋琢磨できる仲間で、今も公私ともに仲良くしている。

初仕事の出張先では同じホテルやアパートで、行き帰りは同じ車で出勤する。なので仕事後もほぼ会社の人間が近くにいる環境だった。

同期が先輩に気に入られ可愛がられる一方、私はというと僻地に飛ばされ心細く、先輩に気に入られようとしても空回り、仕事後も飲みに誘われることもなく、1人で孤独で最悪な…というわけでもなく。

言われたことはなるべく1回で覚えてやる、先輩の動きを見て必要なことを覚える、後でメモを取る、飲みに誘われたら行くし誘われなかったら行かない。
淡々とこなし、私物もないので質素倹約、研ぎ澄まされたシンプル生活だった。

扱いに差があることに関しては、先輩の人間性の問題なので、私の知るところではない。
今思えば可愛くない後輩だと思うが、お互い様だ。私に期待しない人間に期待しても、結局、他責思考だので手の平を返される。そんな経験が私にはあったことが、惜しい。可愛げがなさすぎだ。

自分が少しでも前に進めていれば、できることが増えれば、進化できていれば満足。この姿勢や欲求は、このメンバーと過ごした1年で培われたように思う。
今でも私の一部として大きな地盤になっている。

同期も仕事に集中することが好きで、価値観が似ていたことも幸いだった。こちらのことも気にしてくれ、飲みやお出掛けのお供についていったりしていた。
アウェー感がすごく、大体女の子のいるお店だったので、そういう時は同年代のお姉さんに最近の流行りを教えてもらったりしていた。たまに自分達が優先だ!と同性の先輩に怒鳴られもしたが、今思えば言うことを聞かないように見えていたのかもしれない。懐かしい。
2人っきりのデートを狙ったものに割り込むのはかなりお邪魔虫だったのだが、写真係としては役に立ったのではないだろうか。

ふてぶてしい新人だったが、一応言い訳がある。
私がいたところは縦社会で、横のつながりに疎かったからわからなかったのだろうが、先輩が同期に愚痴ったことや隠れてやっていたこと、全て筒抜けだったので、ご勘弁願いたい。
懐くわけがない。

ちなみにこの後新人の教育に携わるのだが、そのときは必ず連絡先を同期で交換して、後輩同士で気に入らないこともちゃんと言いなさいと指導していたりする。

厳しい現代社会で助けになるのは、強い言葉や慣習を押し付ける人間ではなく、同じ時間軸で苦労し、励んだ仲間なのだと思う。


今日はこのあたりで。
ひとりごちている駄文にスキが押されて、恐縮です。
ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?