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はじめまして

 はじめまして、乙訓野添です。もちろん、本名じゃありません。昔、住んでた街の名前です。

 この度、noteに寄稿しようと思ったのは、これまでの半生で体験してきた恋愛や性愛の事を、こっそり書き残したいと考えたからです。大っぴらには書けませんのでね、それで昔飼ってた猫の名前を騙っている訳です。

 自分の性癖は、プロフィールにもちょこっと書いてますが、女性を縛ったり拘束したりして、やらしい事をする事なんです。こう書くと、これからエロ小説でも書くんじゃないかと期待されると思うんですが、さにあらずです。
 ここで書く事は、今でいうところの非モテ、昔はそんな言葉はなくて、ネクラだった一人の男が、どこをどうやって女性と付き合う様になっていったか、という話しです。内容は、試行錯誤と失敗の個人史だと思ってください。ズリネタが欲しい人は、もっと上手な文筆家が沢山いらっしゃるので、そちらを読んでください。
 そもそも非モテだった奴が、そういう性癖に目覚めたキッカケというのは、はるか昔、中学の水泳部は冬場、プールが使えないので(温水プールなんか当時はなかった)陸トレをやるのですが、10kmマラソンのコースの脇っちょに雑木林がありました。そこに時々、どっかのおっさんか大学生かが、ボストンバッグいっぱいにエロ本を捨てていくのですが、それを男子水泳部員全員が休憩と称して、ウヒウヒを読むのがマラソンの楽しみでした。その中に、SMスナイパーだったと思うのですが、その手の本もありまして、縛られた女性の姿に猛烈に興奮し、その後のマラソンは前屈みで走る、というのが、この性癖のキッカケでした。
 当時は、インターネットもなく、その種の情報は、中学生にとっては、雑木林や橋の下に捨てられているバッグ(どうしてか、決まってバッグだった)の中身、高校生に上がると、真夜中の悪書の自販機が、主な収集源でした。

 ここまでは、ちょっと変わってる(といっても、当時はSMは変態性欲とされていましたが)性癖を持った健康な青年のエピソードなのですが、問題はお相手をどうするか、です。いきなり縛ったり叩いたりではなくて、まずは彼女を作りたいところです。しかし、当時の自分はお子ちゃまでしたし、高校に上がっても男女で恋愛するのは格好悪い、恥ずかしい、といった気持ちと、告白して失敗したら学校に行けなくなる、といった恥辱への恐れから、「恋愛力」を身につけれなかった、という事が、後々に響く問題になったのです。
 ネクラだって、隠キャだって、コミュ障だって、非モテだって、一人前に性欲はあるのです。そして、恋愛だって、本当はしたい。それまで自習してきたやらしい事を、好きな彼女といっぱいしたい。そういう欲求が生まれながらにして皆無、という人は、居ないとは申しませんが、少ないでしょう。少なくとも、自分はそうでした。

 その思いを、長らく眠らせていましたが、どうにも我慢できなくなった時、自分はどうしたのか、どういう目に遭い、どう感じ、どういう目に遭わせ、どう反省し、そして今どうあるのか、書き綴りたいと思いたったのが、これを書く動機です。

 今回のnoteは以上になります。読んでいただきありがとうございました。スキを押していただけたら嬉しいです。良ければ他の記事もご一読ください。


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