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【恋愛は脳でしろ!】『脳のバグらせ方 脳がわかれば恋は作れる』①理論編

「好きな人がいるけど、どうすれば振り向いてくれるかわからない」。
「とにかく異性にモテるようになりたい」。

そんな思いを抱いている方は多いのではないでしょうか?

世良サトシ著『脳のバグらせ方 脳がわかれば恋は作れる』は、脳科学やコールドリーディングの手法を駆使し、潜在意識を利用して相手に恋心を抱かせるという斬新なアプローチの恋愛本です。YouTubeやSNSでも有名な方なので、目にされた方や読まれた方も多いかもしれませんね。

この本ではその恋愛テクニックを、理論、習慣、行動の3つに分けて解説しているので、本稿ではその理論部分をまとめる形で取り上げてみたいと思います。

なぜ人は人を好きになるのか、その理由を楽しんで学びましょう!

脳のバグ

人間の本能は長い時間を経て「本来の目的とは違う」働き方をしてしまう部分があり、著者はこれを「脳のバグ」と呼び、恋愛で勝者になるためには理解必須であると説きます。「脳のバグ」をうまく活用できれば、相手からあなたが好きな気持を醸成し、高めて実際に好きにさせることができるというのです。

では、そもそも脳という人体の機構はどのような仕組みで、どのような性質があるのでしょうか?

潜在意識を動かす

人間の脳には、自分が自覚でき大脳新皮質が支配している「顕在意識」と、自覚できず大脳辺縁系が支配している「潜在意識」の2つがあり、その割合は9:1といわれています。

自分で(顕在意識で)物事を決めていると思い込んでいる私たちとしては、これは意外な数字ではないでしょうか?物事の90%は自分の知らない「潜在意識」によって無意識に判断されているのです。

それは、潜在意識の性質を理解し、相手の大脳辺縁系に上手に働きかけることができれば、相手を思い通りに動かすよう仕向けることも可能なわけです。相手を惚れさせることもできるよということ。また、このような潜在意識の性質の利用を、他人ではなく自分に対して活用することもできます。

脳を理解し、(感情ではなく)「脳」という切り口から物事を考えることで、他人や自分の人生への向き合い方を大きく変えることができるのです。そうすれば表面的な感情や行動に惑わされ、間違った行動をとることもなくなるでしょう。

相手の本能に訴える

ではどのように潜在意識を活用するのかというと、それは潜在意識の領域にある人間の「本能を刺激すること」にほかなりません。そして人間の本能は、「繁殖本能」と「生存本能」の2つに大別することができます。

よって、気になる人の「繁殖本能」や「生存本能」(特に「繁殖本能」の方)を刺激すれば、相手があなたに好意を抱くように仕向けることができます

脳は間違う

私たちは日々様々な体験をしながら生きているわけですが、脳はそのすべてを事細かに記憶しているわけではありません。実際には、脳はいくつかの要点をつなぎ合わせ、点と点を結んでネットワークを作るように記憶を形成しているのです。断片的な記憶の結びつきなんですね。ただここで一つ重要なのは、その断片が必ずしも正確で出来事ではないということ。つまり、間違った記憶を確かな記憶だと勘違いしてしまう性質があるということです。

そのため、コミュニケーションを上手に誘導すれば、相手の中にあなたにとって都合のよい「間違った記憶」を植え付けることができ、それが本著のテクニックの要といえます。

ではどうすれば相手は「記憶を間違って」くれるのでしょうか?

脳の「誤帰属」

その答えは脳にとって「都合の良いもの」であると著者は語ります。脳は本来非論理的ですが、整合をとりたがり思考を完結させたがる傾向があるので、たとえ間違った情報でも記憶の中にそれっぽいものがあれば勝手につなげて完結させてしまうのです。

このような「一見整合性が取れそうだが間違っている情報に因果関係があると思ってしまうこと」を脳の誤帰属と呼びます。

なので、恋愛時に取るであろう行動や感じるであろう感情(ドキドキ)を相手に感じさせることができれば誤帰属が生じ、あなたに恋愛感情を覚えるという仕組みです。

まとめ

では具体的にどのような習慣や行動を取れば、相手の誤帰属のスイッチをオンにできるのでしょうか?

それを次の回で詳しく紹介したいと思います。小手先のテクニックを知りたい気持ちはわかりますが、最初に人が人を好きになる仕組みを理解しておくと、個別の習慣やアクションがより腑に落ちるので、「脳バグシステム」をスムーズに体得することができるはず。

それでは次回をお待ちくださいませ。お読みいただきありがとうございました!


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