見出し画像

土といふ幸ひ脱ぎて蝉生る

つちというさいわいぬぎてせみうまる

蝉生る(せみうまる) 仲夏
【解説】蝉の穴蝉が羽化すること。蝉の幼虫は、四年から七年ほど地中に棲んだあと地上に出、木に上ったりして羽化する。背中を割って殻から抜け出た蝉は、最初、透き通るようであるが、しだいに体色も濃くなってくる。

『きごさい歳時記』より抜粋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?